SKC920510 Web Site

教義がしみついて……

法華真言勝劣事
文永元年43歳御作
121ページ

『法華・華厳・斉等の義之を存す』
(法華経と華厳経とは等しい)
日蓮案じて云く華厳宗の杜順(とじゅん)・智厳(ちごん)・法蔵等・法華経の始見(しけん)今見(こんけん)の文に就いて法華・華厳・斉等の義之を存す、

<通解>
日蓮が考えるには次のようである。華厳宗の杜順・智儼・法蔵等は法華経の「始見今見」の文に基づいて法華経と華厳経とは等しいという義を懐いた。

※「始見今見」
法華経湧出品の「此の諸の衆生は、始め我が身を見、我が所説を聞きて、即ち皆、信受して如来の慧に入ることを得せしむ」の文から、「仏が始めて成道した時」(始見)と、「真実の門を開いた時」(今見)をいった。

※「斉等」
あれもこれも等しくそろうこと。

☆弘法が十住心の第九に華厳経を置き、第八法華経より勝れているとしたのは、弘法自身、仏門に入ってまず華厳経を学んだので、その華厳宗の教義がしみついて、脱けきれなかったのであると破られている。

??????????????????

人間、なかなか執着から抜け切れないものです。

この記事を表示

法華真言勝劣事文永元年43歳御作121ページ『古より諍論有り』菩提心論の文に於ても法華・華厳の勝劣都(すべ)て之を見ざる上、此の論は竜猛菩薩の論と云う事上古より諍論(じょうろん)之れ有り、此の諍論絶え...
記事全文を読む

法華真言勝劣事120ページ文永元年43歳御作『華厳経に劣れり』東寺の弘法大師空海の所立に云く法華経は猶華厳経に劣れり何に況や大日経等に於いてをやと云云、『大日経に同じ』慈覚大師円仁・智証大師円珍・安然...
記事全文を読む

妙法蓮華経は能開なり題目弥陀名号勝劣事115ページ『玄宗皇帝』仏法漢土に渡り初めし事は後漢の永平なり渡りとどまる事は唐の玄宗皇帝・開元十八年なり、『一巻一品も』渡れるところの経律論・五千四十八巻・訳者...
記事全文を読む

題目弥陀名号勝劣事113ページ※少々長いですが……。『口より化仏』疑つて云く善導和尚は三昧(さんまい)発得の人師・本地阿弥陀仏の化身・口より化仏を出せり、『頭より光』法然上人は本地大勢至菩薩の化身既に...
記事全文を読む

題目弥陀名号勝劣事113ページ『用るや否や」問うて云く善導和尚・法然上人の釈を引くは彼の釈を用るや否や、『己が祖師に相違』答えて云くしからず念仏者の師たる故に彼がことば己が祖師に相違するが故に彼の祖師...
記事全文を読む

題目弥陀名号勝劣事112ページ問う世間の念仏者なんどの申す様は此身(このみ)にて法華経なんどを破する事は争か候べき念仏を申すもとくとく極楽世界に参りて法華経をさとらんが為なり、又或は云く法華経は不浄の...
記事全文を読む

人の事より自分の事心配したら！題目弥陀名号勝劣事111ページ『下劣の乗を翫び枝葉に攀付し…』止観の五に云く「設い世を厭う者も下劣の乗を翫(もてあそ)び枝葉に攀付(はんぶ)し狗(いぬ)作務(さむ)に狎(...
記事全文を読む

わが心に「友好の長城」を！題目弥陀名号勝劣事111ページ(文永元年43歳御作)南無妙法蓮華経と申す事は唱えがたく南無阿弥陀仏・南無薬師如来なんど申す事は唱えやすく又文字の数の程も大旨は同けれども功徳の...
記事全文を読む

我が支部の青年部も育っています！その人が幸せになることだけが叶っていく※『捨閉閣抛(しゃへいかくほう)』とは、元々念仏を捨てさせる為の言葉！(当世念仏者無間地獄事104ページ)仏・阿難尊者に念仏を付属...
記事全文を読む

厳しき因果(念仏無間地獄抄98ページ)『善導和尚…唐土第一の高祖なり』かかる極位の大阿羅漢すら尚往生成仏の望を遂げず仏在世の祖師此くの如し祖師の跡を踏む可くば三部経を抛ちて法華経を信じ無上菩提を成ず可...
記事全文を読む

人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし『念仏は足代なり法華は宝塔なり』(念仏無間地獄抄98ページ)『第三方等部』浄土の三部経とは釈尊一代五時の説教の内第三方等部の内より出でたり、『切り捨...
記事全文を読む

奥さんから無間地獄に！念仏無間地獄抄97ページ建長七年三十四歳御作念仏は無間地獄の業因なり法華経は成仏得道の直路なり早く浄土宗を捨て法華経を持ち生死を離れ菩提を得可き事法華経第二譬喩品に云く「若人信ぜ...
記事全文を読む

日本は「亡国の民進党」を追放せよ！(念仏者・追放せしむる宣旨・御教書・五篇に集列する勘文状)(正元元年三十八歳御作）(86ページ)『神国』我が朝は本是れ神国なり百王彼の苗裔(びょうえい)を承(う)けて...
記事全文を読む

うちは父娘で……(災難対治抄83ページ)涅槃経に云く「若し善比丘あつて法を壊(やぶ)る者を見て置いて呵責(かしゃく)し駈遣(くけん)し挙処(こしょ)せざれば当に知るべし是の人は仏法の中の怨なり若し能く...
記事全文を読む

「礼楽前に駈せて真道後に啓く」(災難対治抄83ページ)仁王経に云く「大王・未来の世の中に諸の小国王・四部の弟子諸の悪比丘横(よこしま)に法制を作りて仏戒に依らず亦復仏像の形・仏塔の形を造作することを聴...
記事全文を読む

毎日誰かに真実を語る！知らないことほど恐ろしいことはない！(災難対治抄81ページ)『知らざるが故に』此の文の如くんば仏弟子の中に於て破国破仏法の者出来す可きか、問うて曰く諸の悪比丘正法を壊(やぶ)るに...
記事全文を読む

師子身中の虫(災難対治抄80ページ)『捨離の心』問うて曰く国中の諸人・諸大乗経に於て捨離の心を生じて供養する志を生ぜざる事は何の故より之起るや。『名利を求め』答えて曰く仁王経に曰く「諸の悪比丘多く名利...
記事全文を読む

(災難対治抄78ページ)正元二年三十九歳御作国土に大地震・非時の大風・大飢饉・大疫病・大兵乱等の種種の災難の起る根源を知りて対治を加う可きの勘文。大集経に云く「若し国王有つて我が法の滅せんを見て擁護せ...
記事全文を読む

私も過去世に相当に、「法華経を読誦する者を毀誓(きし)」してきたのかも……???(守護国家論50ページ)其の上・山門・寺門・東寺・天台並に日本国中に法華真言を習う諸人を群賊・悪衆・悪見の人等に譬うる源...
記事全文を読む