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法華真言勝劣事

2016年12月01日 (木) 00:08
法華真言勝劣事

法華真言勝劣事
文永元年43歳御作
121ページ

『古より諍論有り』
菩提心論の文に於ても法華・華厳の勝劣都(すべ)て之を見ざる上、此の論は竜猛菩薩の論と云う事上古より諍論(じょうろん)之れ有り、此の諍論絶えざる已前に亀鏡(ききょう)に立つる事は竪義(りゅうぎ)の法に背く、

※きけい【亀鏡】
手本。模範。亀鑑。ききょう。
「誠に一世の冥加、末代の−なりと/幸若・本能寺」

※りゅう ぎ りふ− [1] 【竪▼義・立義】
?仏? 興福寺・薬師寺・法隆寺などで行われた学僧の試験。探題が出題し,問者の問う論題に対し,答えること。また,その人。

『善無畏・金剛智』
其の上善無畏(ぜんむい)・金剛智(こんごうち)等評定有つて大日経の疏(そ)・義釈(ぎしゃく)を作れり一行阿闍梨(あじゃり)の執筆(しっぴつ)なり、

※善無畏
(ぜんむい、Śubhakarasi?ha(シュバカラシンハ)、637年 - 735年)はインド・摩伽陀国(マガダこく)の国王、訳経僧である。輸波迦羅(すばから)とも記される。

※金剛智
(こんごうち、skt:Vajrabodhi、669年 - 741年)は、音訳では跋日羅菩提といい、中国密教の祖師であり、開元三大士の一人である。主に『金剛頂経』系の密教を伝えた。真言八祖の中では、「付法の八祖」で第五祖、「伝持の八祖」では第三祖とする。



『広略の異』
此の疏(そ)・義釈(ぎしゃく)の中に諸宗の勝劣を判ずるに法華経と大日経とは広略の異なりと定め畢んぬ、

『先師の義に背く』
空海の徳貴しと雖も争(いかで)か先師の義に背く可きやと云う難此れ強し此れ安然の難なり、

『旁(かたがた)陳答之有り』
之に依つて空海の門人之を陳ずるに旁(かたがた)陳答之有り或は守護経或は六波羅蜜経(ろくはらみつきょう)或は楞伽経(りょうがきょう)或は金剛頂経等に見ゆと多く会通すれども総じて難勢(なんぜい)を免れず、

※陳答
読み方:チントウ(chintou)
中世で、訴人の訴えに対して、論人(被告)が弁明したり反論を加えること。


『伝教大師最澄は弘法大師の弟子なり』??
然りと雖も東寺の末学等大師の高徳を恐るるの間強ちに会通を加えんとすれども結句会通の術計之無く問答の法に背いて伝教大師最澄は弘法大師の弟子なりと云云、

又宗論の甲乙等旁(かたがた)論ずる事之有りと云云。

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※要するに今の民進党のように各人の解釈がバラバラということのようですね。?


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