師子身中の虫
(災難対治抄80ページ)
『捨離の心』
問うて曰く国中の諸人・諸大乗経に於て捨離の心を生じて供養する志を生ぜざる事は何の故より之起るや。
『名利を求め』
答えて曰く仁王経に曰く「諸の悪比丘多く名利を求め国王・太子・王子の前に於て自ら破仏法の因縁・破国の因縁を説かん其の王別えずして此の語を信聴(しんちょう)し横に法制を作りて仏戒に依らず」と、
『悪鬼入其身』
法華経に云く「悪世の中の比丘は邪智にして心諂曲(てんごく)に未だ得ざるをこれ得たりと謂い我慢の心充満せん是の人悪心を懐き国王・大臣・婆羅門(ばらもん)・居士及び余の諸の比丘(びく)に向つて誹謗して我が悪を説いて是れ邪見の人・外道の論議を説くと謂わん悪鬼其の身に入る」等と云云。
『国中に充満』
此等の文を以て之を思うに諸の悪比丘国中に充満して破国・破仏法の因縁を説く国王並に国中の四衆弁(わきま)えずして信聴(しんちょう)を加うるが故に諸大乗経に於て捨離の心を生ずるなり。
『破国・破仏戒』
問うて曰く諸の悪比丘等国中に充満して破国・破仏戒等の因縁を説くことは仏弟子の中に出来す可きか外道の中に出来す可きか。
『師子身中の虫』
答えて曰く仁王経に云く「三宝を護る者にして転(うた)た更に三宝を滅し破らんこと師子の身中の虫の自ら師子を食うが如し外道には非ず」文。
『仏弟子の中に』
此の文の如くんば仏弟子の中に於て破国破仏法の者出来す可きか、問うて曰く諸の悪比丘正法を壊(やぶ)るに相似の法を以て之を破らんか当に亦悪法を以て之を破るべしとせんか、
『三悪道』
答えて曰く小乗を以て権大乗を破し権大乗を以て実大乗を破し師弟共に謗法(ほうぼう)破国の因縁を知らざるが故に破仏戒・破国の因縁を成して三悪道に堕するなり。
??????????????????
博多駅から福岡商工会議所に行く途中で、初めで陥没の現場を通りました。
素晴らしい!流石に日本は早いですね。