「平和」とは人間性の開花
「平和」とはーー
絶望を希望に変える
間断なき闘争である。
人間への信頼を断じて手放さない
不屈の根性である。
自他共の生命を最大に尊重する
人間の讃歌である。
平和とは
「武力バランス」ではない。
平和とは
「人間性の開花」なのだ。
そのためには、文化で心を耕し、
教育でヒューマニズムの種を育て、
人間的交流で
各国に友情の橋を架けることだ。
核兵器やそのシステムが、
人間で
つくられたものである限り
人間の手によって
それを縮小し廃絶することが
できないはずはない
弱き「善」は、
常に強き「悪」に敗れてきた。
この宿命を転換してこそ
恒久的な「平和」がある。
そのためには「強き善」
「悪とは徹底して戦い、勝つ善」の
勢力と連帯を
広げていく以外にない。
だれが見ていようといまいと、
黙々と友情を広げている人々、
友を励まし続けて生きている
民衆こそが、
「暴力なき社会」を現実に
創造しているのではないだろうか。
その無名の人々こそが、
世界史の流れの先端にいる。
【聖教8/10光の言葉 幸福の曲】