●トルストイの『戦争と平和』を抱える学生
「なぜ、ロシアの大地には、プーシキンやトルストイをはじめ、人類の“不滅の宝”である偉大な文学・芸術の大山脈が、そびえ立っているのか」
池田先生は語っている。
「ロシアの魂には、歴史の厳しい試練をくぐり抜けた、鋼鉄のごとき強さがある。いかなる苦悩の底にあっても、断じて希望を失わない逞しさがある。この強さと逞しさ、そして、文化・芸術をこよなく愛しゆく民衆の精神の土壌にこそ、絢爛たるロシア文学の開花があり得たのではないか」と。
世界の街を歩けば、心躍る文学と出会う。
池田先生がロシアの文豪たちの言葉を通して語る人生哲学を、未来への一歩を踏み出すあなたに贈ります。取材の折々に撮影した本社カメラマンの写真と共に――。