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座標軸(公明)
2020/09/13 2面
新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化する中で、心身の不調を訴える人が増えている。症状は人それぞれだが、不眠や過眠、食欲の減退、気力の低下などが挙げられるという
◆筑波大学の研究チームが8月、コロナ禍がメンタルヘルスに与える影響を調べたところ、ストレスを感じたと回答した人は8割にも上った。感染への不安や、外出自粛に伴って日常活動に支障が生じたことなどが、要因とみられる
◆「コロナ禍では誰もがメンタル不調になり得る」と指摘するのは、国立精神・神経医療研究センターで地域・司法精神医療研究部長を務める藤井千代氏だ。そして「自分の状態がいつもと違うと感じたら、一人で抱え込まずに、誰かに相談してほしい」と語る。家族や友人など、人とつながることが予防や早期回復には大切なのだという
◆座標軸子の友人も、周囲の言葉に背中を押され医療機関に足を運んだ一人。先日、その友人に会うと、いつもと変わらぬ笑顔で「まさか自分がメンタル不調になるとは思いもしなかった。声を掛けてもらって良かった」と語ってくれた
◆今、人同士の接触が減ったことで、人や地域のつながりが弱まりつつある。絆の再構築へ、対話を通じた地道な励まし運動に徹する公明議員の役割は大きい。