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2020.9.7-4(3)

2020年09月06日 (日) 15:39
2020.9.7-4

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◎コトバと歳時記(公明)
9月9日は、菊の節句
文献学者・作家 山口謠司
2020/09/06 3面

 3月3日は桃の節句、5月5日は菖蒲の節句、7月7日は七夕、9月9日は菊の節句と奇数月の数字が重なると、その日を節句と呼びます。七夕は、願い事を書いた短冊を竹に掛けますから、言葉としては使いませんが、「竹」の節句ですね。

 江戸時代は、もうひとつこれに1月7日の七草の節句を加えて「五節句」「五節会」と呼びました。

 さて、9月9日は、一年で最後の節句となります。

 「9」という数字は、中国古代の思想では「陽」の数で最も極まった強いエネルギーを持つものと考えられていました。この「9」が二つ重なることから9月9日は「重陽」と呼ばれたのでした。

 前の晩から菊の花の上に綿を置き、朝露で濡れた菊の薫りのする綿で身体を拭ったり、菊の花を浮かべたお酒を飲んで長寿を祈りました。

 わが国の皇室の十六弁八重表菊紋(菊花紋章)は、鎌倉時代の第82代天皇・後鳥羽上皇(1180〜1239)が身の周りのものにこのデザインを使ったことから始まったといわれています。花言葉が「高貴」とされるのも分かります。

 おもしろいことに『万葉集』には「菊」を詠った歌がひとつもありません。なぜなら菊は平安時代になってから、中国から輸入されたものだったからなのです。


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