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イタリア共和国政府とイタリア創価学会との間で結ばれたインテーサ(宗教協約)が発効して、今月で4年。同国創価学会に対する社会からの信頼は揺るがぬものとなり、コロナ禍における支援活動にも深い共感が寄せられている。なぜイタリアで仏法は広がったのか。これからの時代に求められる宗教の使命とは何か。長年、学会を研究している著名な宗教社会学者のピエルルイジ・ゾッカテッリ氏に聞いた。(聞き手=西賢一)
信仰の歓喜を共有する生き方
<創価学会との出あいは、25年以上前だと伺いました>
1994年5月、ローマ・ラ・サピエンツァ大学で開催された仏教に関する学術会議に参加したことを、印象深く覚えています。
会議では、創価学会の諸活動や池田大作博士の思想について、研究者からの報告がありました。
実は、その以前から、創価学会のことはよく知っていました。
というのも、私は他の専門家と共に、学会がどのようにして全国的な発展を遂げてきたのか、興味をもって研究していたからです。
その後、私は96年から98年にかけて、ベルギー・ルーベン大学のカール・ドブラーレ博士の指揮のもと、学会の研究を進めました。
日蓮仏法は、人々が生きていく上で直面する悩みに対し、精神的・物質的な「功徳」という説得力のある答えを与えてくれます。
さらに言うと、そうした功徳も活動全体の一部に過ぎず、会員の方々は教義の研さんや実践を通して、自身を変革し、自分にしか果たせない使命を見いだそうとしています。
仏法によって人生が変わった――その喜びを、周囲の人々とも共有しようとする姿に、私は大きく心を動かされました。
こうした現象は、他の宗教にも見られますが、創価学会の最大の特徴ではないでしょうか。
だからこそ、ここまで発展したのだと思います。