【寸鉄】
道を開け! 道を創れ!
一切を勝利の劇に―恩師
青年の使命は先駆の開拓
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三重蘇生の日。師弟共戦
の「この道」を未来まで。
太陽の励ましを友の心に
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WHO、日本提唱の「3密
回避」を世界に呼び掛け。
感染防止策さらに徹底を
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ながら運転の厳罰化後、
半年で人身事故が半減。
“少しだけ”の油断大敵
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赤ちゃん用フェースシー
ルドに熱中症リスクと。
窒息の危険あり。要注意
◎名字の言 どう生きるか。「海の日」に思う
?海は広いな 大きいな……この歌い出しの童謡といえば、ご存じ「海」である▼この歌が小学校の音楽の教科書に載ったのは、1941年の春。同年12月、日本は太平洋戦争に突入した。?海にお舟を浮かばせて 行ってみたいな よその国……(JASRAC出2006445―001)。日本は“軍国主義の帆”を揚げて“よその国”を侵攻した。同歌が戦意高揚に利用されたとする向きもある。それでも「海」は、子どもたちの憧れとともに歌い継がれてきた▼若き日の池田先生にとって海は、“いかに生きるべきか”を思索する場所だった。東京・大田区の森ケ崎海岸を親友と歩きながら、人生や哲学を語り合った。戸田城聖先生から世界広布を託されたのも、北海道・厚田の海を共に望んだ時である▼「この海の向こうには、大陸が広がっている」「世界へ行くんだ」――この恩師との約束を果たすため、池田先生は1960年10月2日、海を渡った。本年は60周年。後継の青年たちは今、オンラインでの世界青年部総会へと向かう。「広宣流布とは、民衆の幸福のため、世界の平和のための正義の大航海である」との師の信念のままに▼きょうは「海の日」。信仰と師匠という確かな羅針盤を持ち、使命の人生航路を進む幸福をかみ締めたい。(之)