??????????????????????????????????????????????
「脱サラの書家」 コンプレックスを使命に〈信仰体験〉
夢を開いた親孝行の誓い
御本尊に向かうどころか、起き上がる力さえ湧かない。
現実を嘆き、行き場のない怒りを心にため込むことしかできなかった。
翌朝、わらをもつかむ思いで聖教新聞を開いた。
そこには、本部幹部会でスピーチする池田先生が。病と闘う親をもつ青年へ、呼び掛けられていた。
「病気と闘ったことのない人には味わうことのできない、深い深い幸福、永遠の次元の健康の喜びを味わうことができるようになる。そのための信仰である」
「何があっても、最後は必ず良い方向に進んでいけるのが、信心である。どうか、お元気で! そして、親孝行をしてあげていただきたい」
森は、目の覚める思いがした。
どんな時も、困難から逃げなかった母。“それに比べて、僕はいつも現実から目を背けてばかり。親孝行したい。でもどうすれば……”
男子部の先輩が進む道を示してくれた。「悠太の信心で、お母さんを守っていくんだ!」