【寸鉄】
「法は人に因って貴し」
御書。万人救済の妙法を
弘める広布の闘士は尊貴
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山形の日。清く弛みない
信心は最上川のごとく!
励まし強く理想郷建設を
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優れた人が賞讃されるの
は優れた行為のためだ―
文人。青年は何かで光れ
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レジ袋有料化で「購入」は
1割未満に。持続可能な
地球環境へ一歩ずつ努力
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児童・生徒の骨折相次ぐ。
外出自粛で体力低下と。
親子で適度な運動心掛け
◎名字の言 コロナ禍の日常や思いを詠んだ“古今和歌集”
京都で“古今和歌集”が完成した。といっても、平安時代の話ではない。コロナ禍の日常や思いを、宇治のある地区の友らが詠んだものである
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「買い物に マスク忘れて 後戻り」
「自粛にて 私のウエスト 大成長」
「若作り それは無駄無駄 皆和歌作り」
などクスッと笑える内容から、
「お題目 心はつながる 大丈夫」
「朗らかに 笑顔で過ごす 勝利の因は」
「支え合い 共に進むと 勢い倍増」
といった学会精神あふれるものまで実に合計1113。言葉の力で“苦難に立ち向かった地区の歴史”として、未来に残したいという
▼言葉は不思議だ。一文字一文字の組み合わせによって心を表し、心を伝える。平安の古今集に紀貫之は
「和歌は、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける」と記した。
「はじめに言葉ありき」ではなく「心ありき」ともいえようか
▼御書に「仏は文字によって人々を救う」(153ページ、通解)と。仏は人々の幸福を深く願うがゆえ、相手の状況に合わせて言葉を自在に駆使して法を説いた。
「(法華経の)文字変じて又仏の御意となる」(469ページ)とも仰せだ
▼「言葉の力は、心です。心が根底にあるから、言葉が生きてくる」と池田先生。同じ言葉でも、使う人の心の深さでその力は全く違う。
「心こそ大切」である。(之)