◎〈社説〉 2020・7・10
あす「男子部結成記念日」
混こん迷めいの時代に 希望をつくる
1951年(昭和26年)7月11日、男子部の結成式は雨の中で行われた。開会の午後6時。集った男子部員の多くは仕事着のまま。下足箱には傷いたんだ靴くつや下げ駄た。それでも、皆みなの目は輝かがやいていた。
そうした参加者に、戸田先生は一語一語に力を込こめて語った。「広宣流布は、私の絶対にやり遂とげねばならぬ使命であります。青年部の諸しょ君くんも、各自が、その尊とうとい地位にあることを、よくよく自覚してもらいたいのです」「常に、青年が時代を動かし、新しい時代を創つくっているのです。どうか、諸君の手で、この尊とうとい大使命を、必ず達成していただきたい」
池田先生は、のちに、この「7・11」に触ふれながら、随筆につづっている。
「わが青年諸君が、若わか師じ子しのごとく、永遠なる平和の建設の先頭を進む雄ゆう姿しを、全世界の民みん衆しゅうは待ち望んでいる。いかなる障しょう害がいをも、悠ゆう然ぜんと乗のり越こえ、進め! そして、また進め! あの栄光の最さい高こう峰ほうに、正義と勝利の旗を掲かかげゆくのは、君たちしかいないからだ」
「青年が立ち上がれ! 青年が民衆を救え! 青年が歴史を変えよ! そのために、青年よ、汝なんじの尊とうとき使命に目覚めよ! これが恩師の叫さけびであった。願望であられた。そして、今の私の心である」