◎「新型コロナ完全版不安の心理学」/渡辺顧問
不安障害
強迫観念
パニック
罹患者を排除しようとする差別的な心理
「不安の『虜囚(りょしゅう)』となるなかれ」
「生の欲望」の「死の恐怖」
「煩悩の犬、追えども去らず」
「合成の誤謬(ごびゅう)」
「情報公害」
「ネガティブな情報のみを切り取って、それがあたかも『全体像』であるかのように語る『専門家』が少なくないようにもみえる」
「ファクト(事実)」と「エビデンス(根拠)」
(産経)
◎奇士・鉄舟現る
「勝を切れ?」
そんな勝のもとに突然、山岡鉄舟が現れた。数え年33。
勝「夢想もしなかった」
「臨機応変―。自分を斬るも、縛るも彼らに任せるのみ。しかしながら、いくら敵兵でも是非曲直(正邪)を問わず、無為に人を殺す理(ことわり)はないはずだ」
山岡「楠公は生死に執着した結果、湊川の戦いで生命をはかなくしたのではない。死を急いだり、死を恐れたりする者どもと楠公を一緒にしてはならぬ」
西郷「あんな命も金も名もいらぬ人間は始末に困る。しかし、この始末に困る人間でなくては、ともに天下の大事を語ることはできぬ」
(産経)
☆今さらながらに、本当に凄い歴史です。
◎帳簿の世界史
●会計の基本は五〇〇年以上前から変わっていない
パチョーリは『スムマ』(複式簿記全書)の中でウェルギリウス、聖パウロ、マタイ、ダンテなどを引用し、会計をまじめに励行する几帳面で慈悲心の篤い勤勉な者を神は認めてくたさると説いている。
「公正で信頼に値する」
パチョーリは複式簿記を「ヴェネチア式簿記」と呼び、借方と貸方の差額から損益を計算する方法を教えた。
●メディチ家が破ってしまったルール
『スマム』には資産と負債をつねに把握するための方法が説明されているが、これは現代の資本主義においても欠かせない知識である。商人は会計の第一歩として資産の棚卸しを行い、財産目録を作成しなければならない。
帳簿は財産目録のほかに、日記帳、仕訳帳、そして元帳が必要とされた。
元帳の勘定は商品ごとに(たとえば「胡椒勘定」のように)、あるいは事業や航海ごとに立て、その勘定に体系的に記帳していく。
現実の会社から例をとりながら、パチョーリはメディチ家が破ってしまったルールを繰り返し強調した。すなわち、経営者は支配人の監査をしなければならない、ということである。
●あらゆる取引はイエスの名の下に
「共和国を支えるのは商人である」
「法学博士を育てるよりよき商人をつくるほうがむずかしい」
共和国の不沈を握っているのは商人だとパチョーリは考えていた。商人には金銭感覚と計算能力があり、繁栄を利する術も、戦争、飢饉、疫病を乗り切る術も知っている。共和国に必要なのは、教育水準が高く、己を律することができ、高い職業倫理を備えた商人である。そうした商人は事業経営においても役に立つ――これがパチョーリの持論だった。とはいえ、会計に向き不向きがあることは、パチョーリも認めていた。怠慢でいい加減な人間は災厄(さいやく)を引き起こしかねない。
☆ 怠慢でいい加減な人間は災厄(さいやく)を引き起こしかねない??
「あらゆる取引はイエスの名の下に行うべき」
「神と利益の名において」は、そもそも公明正大とごまかしの両方に与(くみ)していると言わざるを得ない。
●マルクス・トゥッリウス・キケロ(ラテン語: Marcus Tullius Cicero, 紀元前106年1月3日 - 紀元前43年12月7日)は、共和政ローマ末期の政治家、弁護士、文筆家、哲学者である。ラテン語でギリシア哲学を紹介し、プラトンの教えに従う懐疑主義的な新アカデメイア学派から出発しつつ、アリストテレスの教えに従う古アカデメイア学派の弁論術、修辞学を評価して自身が最も真実に近いと考える論証や学説を述べ、その著作『義務について』はラテン語の教科書として採用され広まり、ルネサンス期にはペトラルカに称賛され、エラスムス、モンテスキュー、カントなどに多大な影響を与えた。キケロの名前に由来するイタリア語の「チチェローネ」という言葉は「案内人」を意味するが、ギリシア哲学の西洋世界への案内人として果たした多大な影響をよく物語っている。