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人間革命第8巻

2014年11月29日 (土) 17:58
人間革命第8巻


すべてが煩悩即菩提、生死即涅槃。

上海でお客さんが一件もできないのは、
方法論ではなく宿業の問題。

宿業を使命に!

九州内17/九州外65/期日前6

只今激闘中(^o^)


命に染み入る一節

◎真実

人びとの悩みには、病気や貧乏が多い。これを解決できないようでは、真実の宗教とはいえないだろう。広宣流布という遠大な理想を実現するにも、社会の人びとを苦しめる、病気や貧乏の解決を第一歩としなければ進むことはできないのだ。

ある宗教の説くところが、必ず実証されて、時と、所と、民族と、環境を問わず、ただ一つの例外もなく実証されるならば、その宗教の説く『教え』は、すなわち『法則』であり、『真理』であると、いわなければならない。

これまでの罪業ゆえと、深く信じた彼女は、ひたすら、その罪の消滅を願わずにはいられなかった。夜を徹して唱題に励んだ。

◎推進

その奥さんは、普段から亭主を大事にしていないな。御本尊様を不敬した根本の原因は、ここにある。

夫婦喧嘩が、信心のことが問題となって起こったとしても、その本当の原因は、たいがい別のところにあるものだ。

たいていは女房が、亭主に対して、喧嘩をしかけるものだ。すると女房がいちばん大事にしているもので、亭主にとっては、金のかからないものを壊してしまうんだ。感情のうえから、こんなことになってしまう。

君は、それでは御本尊を拝んでいる甲斐がないと思うかもしれないが、そうではない。仏法のうえから考えれば、君には、大金を損する宿命があったんだよ。それが信心のおかげで転重軽受できて、二十万円ですんだのだ。

今、二十万失ったとしても、それ以上のものが必ず入ってくると確信するんだね。また、そのような力をもてる自分になることです。それが信仰というものだよ。……必ずそうなっていく。

『敵に臨みて急暴なる休(なか)れ』
……さすが宋江です。『しまった』を『しまった』で終わったなら、ただの人間だ。自分の失敗の因が、彼の一念の狂いにあったことをいち早く悟り、窮地をいかに脱するか、いよいよ宋江という人物の真価が、ものをいう時が来たわけだ。

いずれにせよ、参謀室は、学会の縁の下の力持ちであることに甘んずる覚悟がなければ、使命を果たすことはできまい。

「先生、私もそのことを、さっきから考えておりました」

「十月、今度は一万人だな。できるか」
「できます。必ずやります。十月には、見事な総登山を、お目にかけたいと思います」
伸一は、一点の迷いもなく即答した。

◎学徒
国主諌暁が成功しようが、しまいが、大聖人様の仏法が、未来永遠に伝わらないことには、どうしようもない。むしろ、令法久住ということの方に、大きく、深く、重点を置かれたと、私は思っている。

西洋の思想では、ゲーテの『ファウスト』が最高峰であるが、それより仏教の方が優れているらしい。なかでも法華経というのは、その最たるものであるということになっている。

◎明暗

夜ごとの座談会、辛抱強い真実の仏法に関する啓発運動ーーこれらは地味な活動であるが、署名運動より、はるかに根気と、忍耐と、研鑽と、努力とを必要とする。しかし、彼は、それこそが、遠回りのように見えようが、最も根源的で着実な生命変革の運動であると確信し、胸中深く誇りと自信とをいだいていた。

ユネスコ憲章の前文
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」

では、何をもって、移ろいやすい人間の心に、平和の砦を築くことができるか

現代において、人間がいちばん無知であるのは、どうやら自分の心に関してであるといって差し支えないのではないか。

その折、私は教授法にかけては抜群で、絶対の自信があると、大見得を切ってしまった。すると牧口先生は、じっと私をみていたが、「君は、うまくいけば、すばらしい人物になるが、悪くすると、とんでもない人間になる」と言われた……

あれほど一生懸命に頭に入れた学問も、なんの役にも立たず死んでしまっていると思っていたが、今、考えると、それが全部生きていたことだ。この経験のなかに、恐ろしいまでの真実があった。つまり、仏法を根本にすれば、すべてが生かされるということだ。

◎多事

いよいよ御書に説かれた道門増上慢が出始めたところだよ。つまり三類の強敵のうち、第二の道門増上慢が約束通り出てきただけの話だ。

このあと、広宣流布が進むにつれて、いよいよ最後の第三類の強敵、僭聖増上慢の時代が必ず来るだろう。これは手強いことを覚悟しなければならない。

その時、もし退転でもすることがあったら、なんのために、せっかく信心をしてきたのか、わけがわからなくなってしまう。
その時こそ、しっかりしんなくてはなりません。そこで、自分の一生が、栄光か破滅か、そのいずれかに決まることを知らなくてはならない。

妙法の
広布の旅は
遠けれど
共に励まし
共々に征(ゆ)かなむ


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