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日本語学生の意識調査

2014年11月27日 (木) 23:26
日本語学生の意識調査

3の「日系企業のイメージ」は私もちょっと意外でしたね。

(1)(2)(3)はそうかなあ、という感じですし、(5)は日中関係の影響でしょうけど、特に(4)の給料が安いというのと(7)の福利厚生が良くないというのは、え〜???という感じですね。(6)はなるほどね、という感じで、ちょっと退廃的なイメージを感じます。

恐らく九江周辺に日系企業が少ないこともあるのじゃなとも思います。ネットで調べたら数社あるようですけど、上海に比べたら全然少ないですので、対日関係が良くないのはしょうがないのかもしれません。

また、日本語学科への入学動機や、就職意欲、風潮なども、私もちょっと残念に思う点もありますが、これらは非常に貴重な意識調査のように感じます。

私は正直言って、あまりまだというか、ほとんど、商工クラブでの人脈はないのすけど、「湿れる木より火を出だし、乾ける土より水をもうけんが如く」、少し当たってみたいと思います。

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-------- 元のメール --------

送信元:?monaha0123@yahoo.co.jp

日時:2014/11/27 9:39?(GMT+09:00)

宛先: skc0123 <skc0123@orange.ocn.ne.jp>

Cc:

件名: Re: 苦難をはね返す生命の力?


おはようございます。

激闘の日々、お疲れ様です。先生のご指導ありがとうございます。

 さて、先日、我校の日本語学科の学生さんに、日系企業に対する意識調査を行いました。

中国全体の日系企業に対するイメージと重なる点もあるかも知れませんが一応、まとめてみました。

中国内陸地方都市における日本語習得学生の日系企業に対する意識調査

1.調査対象

江西省 九江学院 日本語学科 学生  2年生から4年生まで 約100人程度

2.対象地域と大学の特性

九江学院は、江西省最北部にある九江市にある。

当学院は、九江市の中では、最大規模の大学で学生数 4万弱人と所謂、マンモス校である。

但し、本科と専科に別れ、日本で云う短大が含まれている。

偏差値は、中国全体で中の下程度と聞いたことがある。

日本語学科は、外国語学院(学部)に属する。

外国語学院は、英語と日本語に別れ、年次で、英語科が11クラス、日本語科2クラスと圧倒的に英語学科が多い。

本調査は、当該2年生から、4年生の本科、専科の学生に対して行った。

3.日系企業のイメージ

?厳しい (時間、規則)

?上司が神経質でうるさそう 効率を重視するあまり息が抜けない。

?残業が多い。拘束時間が長い。 アフター5も含め。

?欧米企業に比べ給料が安い。

?将来性がない。 どうなるかわからない 雇用が安定していない。

?研究が素晴らしい。新しい製品がある。

?福利厚生が良くない。

4.日系企業に就職希望者の割合

全体の2〜3割。

感想

非希望者が予想以上に多かったことと人気な無さには多少のショックがあった。

要因分析

日本語学科への入学動機として、大きく2つに大別される。

1つは、幼い頃から日本のアニメに親しみ、日本へのあこがれと興味をもっている学生。

もう1つは、本来、英語学科希望であったが、定員の関係で日本語学科に回された学生。

当然、後者の学生は勉学意欲に乏しい。

将来の人生設計に於ける学部選択とは異にする動機である。従って、日系企業に対する就業意欲も乏しい。

次に、日本語習得能力不足による消極的な姿勢である。

一般に、日系企業に就職するには、日本語能力検定(N1)が最低条件と言われている。

しかし、本校では、2割程度である。南昌の上位大学においても、半数までは行かないとのこと。

これが風潮かどうかは今の私にはわからないです。

このN1の試験に会話や発音の試験はありません。

例え、合格していても、即戦力としては、N2とあまり変わりません。

逆に、アニメだけで十分話せる英語学科の学生を何人も知っています。

結論

日系企業のイメージは、日本のテレビドラマや風潮で形成されている。

この風潮は、家族や親戚からの情報とのことである。

実際の日系企業が上記のイメージどうりかはわからない。

しかし、今後、経済交流を幅広く増していくためには、地方の日本語習得者の存在は大きい。

また、将来的に、日本語習得者を増やすためにも、これらのイメージを払拭し、

求人に対しては、上位重点校のみに限らず、優秀な地方日本語習得者にも目を向けることが必要であろう。

                         終

日系企業訪問の目的として、今回の学生のイメージと実態についての調査、特に採用時に於ける日本語能力検定の

資格の重要度、面接時の語学力の重要度、日本語習得者の需要(新卒)などを調査したいと思っています。

上海商工会にもし、会社訪問希望のお願いが可能とのことであれば、加えて、

上記の趣旨をお伝えして戴ければ助かります。


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