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美貌という案内役

2014年08月31日 (日) 21:04
美貌という案内役

第42章
その後旅籠で起きたこと。
その他、知って損のないあれこれ。

「…文と武が美貌という案内役に導かれての到来とあれば言うまでもござらぬ。見目麗しく、うら若い娘を引き連れての来訪とあれば、当然、城の門は開きます。不道岩の絶壁も退き、山は頭(こうべ)を傾けてお迎えして、この場は極楽の賑わいとなるでありましょう。さあ、お入りなされ。綺麗星がお迎えし、日輪がもてなして、お連れの天女のお供をいたします。武門を行く者も程良く連なって、美女も最高がそろっております」

第43章
若い騾馬追いが
しんみり聞かせる身の上。
および、旅籠での不思議な
出来事の数々。

 僕の憧れる
甘く優しい君は行く、
道なき道、茨の道。
めげず、挫けず、弱音を吐かず、
怖くても
怯んじゃいけない。 
 精進を怠れば
事はならず、
波に翻弄されるのみ。
意気地無しの
怠け者に
幸いの訪れはなし。
 恋は素敵なものだけど
高い買い物で、
値段のめやすは、
好き、好き、好きの思いの丈。
安く買える恋は
有難味がなくて戴けない。
 恋の先に
幸いがあるから
難所に
挑みもするけれど、
所詮は憂世、
天国を強請(ねだ)るは無理な注文。


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