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労働契約法成立までの経過

2014年08月17日 (日) 08:49

2005 年 12 月、労働社会保障部は、労働契約の厳密な規制・監督により、労働者の 権益保護を図ることを目的に、「労働契約法案」を取りまとめた。その後、この法律は 国民生活に大きな影響を与えるものであるとして、パブリックコメントに付され、1 か月間に 19 万件以上の意見が寄せられた。この 19 万件以上という意見数は、過去最 高の件数であり、労働契約法案に対する国民の関心の高さを示すものとなった。本法 律案は、これらの意見を踏まえて、大幅な修正が加えられ、2007 年6月 29 日に成立 し、2008 年1月1日に施行された。
なお、法律案の調査研究、起草、審議の各段階において、本法律案は企業と労働者 の双方を保護すべきなのか、あるいは、労働者の保護を中心にすべきなのかといった 立法趣旨について、激しい意見の対立がみられた。最終的には、労働者を保護すると いった側面が強い内容となったが、これには労働契約法成立直前に発覚した中国国内 におけるレンガ工場での強制労働事件が大きく影響したといわれている。


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