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飛鳥文化と白鳳文化

2014年02月12日 (水) 12:02
飛鳥文化と白鳳文化

〜飛鳥文化(あすかぶんか)〜
聖徳太子が推古天皇の摂政をしていたころから645年の大化の改新 のころまでの文化で日本で最初の仏教文化。
中国・朝鮮・ギリシャ・イラン(ペルシャ)などの文化の影響を受けた 日本で最初の本格的である国際的な文化である。

〜白鳳文化(はくほうぶんか)〜
壬申の乱以降の天武天皇・持統天皇(天智天皇の娘で、天武天皇の妻。 天武天皇の死後、即位した女性の天皇)のころの文化。
壬申の乱という戦乱が終わり、平和な時代になり、それまでの歴史をまとめた文書も作成された。
唐の影響が強いものが多い。

2:飛鳥文化・白鳳文化の作品


〜飛鳥文化〜?仏教寺院

四天王寺

聖徳太子は、仏教を積極的に保護し、さまざまな寺を建てた。

<例>
●法隆寺(奈良県斑鳩町)
・・現存する、聖徳太子によって建てられた 世界最古の木造建築物の寺 。中央の柱は、ギリシャの建物の様式(柱の中あたりにふくらみがかる、エンタシスという様式)が見られる。

●四天王寺(大阪府大阪市)
・・聖徳太子によって建てられた寺。持国天(東)・増長天(南)・広目天(西)・多聞天(北)の4つの方向を守る四天王をまつっている。

●その他(飛鳥寺(奈良県明日香村):蘇我馬子(聖徳太子時代の政治家)が建てたとされる、日本で最初の本格的な寺院。 右図はその飛鳥寺の内部にある仏教の銅像。)

?仏像・仏具仏教の神様をかたどった仏像や仏具が現在でも残っている。

<例>
●弥勒菩薩(みろくぼさつ)
・・広隆寺(京都市太秦にある。 秦氏(はたし)が聖徳太子かた授かった仏像を多く所蔵する寺。)にある弥勒菩薩 (みろくぼさつ)。現存する朝鮮の新羅の弥勒菩薩と同じ様式が見られることから、 日本が朝鮮と交流があった ことがわかる。弥勒菩薩は、慈悲深く、人々を救う仏である。

●玉虫厨子(たまむしのずし)
・・法隆寺(奈良県)に残っている厨子(戸棚)。 飛鳥時代の建築・絵画・工芸の技術が総動員されたもの。

〜白鳳文化〜? 仏教寺院白鳳文化は飛鳥文化よりもよりも仏教が浸透していき、唐の影響を受けている寺院が目立つ。

<例>
薬師寺(やくしじ)
・・奈良市にある寺。天武天皇が持統天皇の病気平癒を願って 最初に造ろうと言い出し、持統天皇・文武天皇(大宝律令を定めたときの天皇)の時代に造られた寺。 三重塔であると東塔が有名。

?富本銭(ふほんせん)富本銭とは、1998年に奈良県明日香村の飛鳥池遺跡から発見された、日 本最古のものとされている貨幣のこと。 『日本書紀』によると、天武天皇のときに造られた。 しかし、どのくらい、この貨幣が流通していたかは現在のところ、不明。※『古事記』『日本書紀』『万葉集』は、白鳳文化の天武天皇 治世のときに製作が開始されたが、完全に成立した年代等から 奈良時代の文化に入れる。

日本は、外国の侵略の危機に大きくさらされた時代が2つあります。それは飛鳥時代と明治時代です。 この2つの時代は侵略国の文化をいち早く取り入れ、侵略国に負けないような日本にする必要が ありました。現在は、他国の文化を真似をする文化は低く見られがちですが、日本は、外国の文化を 真似をしてそこから自分独自の文化を発展させていく能力は世界の中でも有数の地位を占めています。

飛鳥時代は、外国の文化をひたすら勉強・模倣した時代というわけです。当時の外国の文化の最先端は「仏教」 。仏教文化は飛鳥時代から始まったと言って良いでしょう。

【正義35】

エマソン
「最も美しい音楽は、生命からほとばしる慈愛と真実と勇気に満ちた人間の声の中にある」

「迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立つてをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか」

「南無妙法蓮華経験は歓喜の中の大歓喜なり」

「広宣流布とは、“妙法の大地に展開する大文化運動”である」


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