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春秋
日本経済新聞 朝刊
2020/10/29 2:00
ポップコーンなど食品の持ち込みを禁ずるシアターが多いと聞く。大ヒット中のアニメ映画「鬼滅の刃」の話である。座席での楽しみがちょっぴり減るが、コロナ対策とあればしかたあるまい。食べ始めたら止まらぬ「銀幕の友」、実は米国の歴史と関係が深いらしい。
▼開拓時代が舞台の小説「農場の少年」にこんな逸話があった。17世紀初め、信仰の自由を求め、英国からメイフラワー号に乗り、米東海岸に入植した清教徒たち。厳しい自然と闘い、なんとか最初の感謝祭を迎えた折、招いた先住民が大袋に持参したのがポップコーンだった。今ふうに言うなら、ソウルフードであろうか。
☆映画館でホッブコーンを食べるのは、そういう歴史があったんだ???