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2020.10.6-5

2020年10月06日 (火) 04:59
2020.10.6-

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北斗七星
2020/10/05 1面
 1789年の今日、約7000人の飢えと怒りに満ちたパリ市民が、20キロほど離れたヴェルサイユ宮殿に向かって歩き出した。フランス革命の発端となる同年7月のバスティーユ牢獄襲撃に続く事件として名高い「ヴェルサイユ行進」である

◆行進の中心となったのは穀物が不足し、パンの値上げに苦しむ女性たち。到着後、宮殿になだれ込んだ群衆のうち、女性の代表12人がフランス国王・ルイ16世と直接会い、窮状を訴えた。期せずして国王をパリに連れていけば食糧不足が解消すると考えた人々によって、「国王をパリへ!」との大合唱が巻き起こる。翌日、国王一家はヴェルサイユから革命の中心地・パリに移される

◆これを機にフランス革命が本格的に動き出し、民衆が国を動かす政治体制の下地ができあがっていく。同行進をフランスの歴史家J・ミシュレは「男はバスティーユを奪い、女は王を奪った」(『フランス革命史』中公文庫)と記した

◆9月27日の公明党全国大会に出席した菅義偉首相は「重要な問題については、しっかり(国民の声を)吸い上げて、私ども政府に何回となく要請をいただいた」と公明党の行動を高く評価した

◆現場で苦闘する“窮状”の声を聴き続けた政策や提言だからこそ国を動かす力になる。公明党の前進が時代を変える原動力だ。(朗)


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