◎ミラノ・スカラ座の前の広場に立つ、レオナルド・ダビンチ像
「『根』は見えない。しかし全体を支えている。
人間にも『根』がある。組織・団体にも『根』がある。
社会にも、文明にも、宗教にも『根』がある。
『根』が深ければ、『枝』は茂る。天に向かって、大きく伸びていける。
多くの人々は、目に見える部分にしか注目しない。
しかし、私どもは、何ごとも、どこに『根』があるかに着目し、よき『根』を養い、育てることに全力を尽くさねばならない」
見えない「根」や「土台」を大事にする。それが、大きな発展の力となる。
【寸鉄】
学会青年部の瞳には未来
への情熱がある―博士。
創立100周年へ誓いの船出
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「口に妙法をよび奉れば
我が身の仏性もよばれ」
御書。己磨く根本は題目
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人間が人間に与える力は
無限だ―作家。電話一本、
一瞬の出会いも真剣勝負
◆ちょうど30年前の10月3日、冷戦構造の中で東西に分断されていたドイツが再統一された。そのきっかけとなった象徴的な出来事が、前年11月に起こった「ベルリンの壁崩壊」。背景には“旅行の自由化”を求める動きがあった
◆抑圧的な政策で市民の大量出国を招いていた東ドイツ政府は対応策として、旅行や国外移住を大幅に規制緩和する政令を、事実上の旅行自由化と受け取れる表現で発表。しかも「それはいつ発効するのか」との記者の質問に、「直ちに、遅滞なく」と答えてしまった
◎菅内閣発足後、黒田東彦日銀総裁は金融政策運営につき2つの注目すべき発言を行っている。
第1は、「私の任期は2年半ほど残っているが、途中で辞めるつもりはない。23年4月までの任期を全うするつもりだ」
第2は、「政府、日銀が十分に意思疎通し、しっかり連携して政策運営を行ってゆくことで菅総理と意見が一致した」
◎「天下の暴論だ」と梶山氏の主張への非難も多かったが、数だけみれば現在、メガバンクは3つ。首相も「先見の明があった」と漏らす。
◎米大統領選、他国介入の行方
今年の大統領選挙に介入しようとしているのは、ロシアだけでなく、中国、イラン、北朝鮮だと名指ししている。「敵自身よりも、我々は敵のことを知っている」とも公言している。
◎ 米中が強いる域外適用
我々の世界はますます、古代ギリシャの歴史家トゥキディデスが指摘したような世界になっていく。
いわく「強者は好きなように振る舞い、弱者は耐えるしかないまま苦しむ」世界だ。
◎安倍前首相インタビュー(下)
17年の解散判断「当たった」
先手打ち逆「桶狭間」に
「いちかばちか小池氏の準備が整っていないときに襲いかかるしかないと思った。自民党内でも反対された。結果として小池氏への支持が広がらず、自民党が284議席を得た。逆『桶狭間』という状況になった」
◎実は正代、上位者にとって格好の稽古台だったようだ。場所前は他の部屋の横綱が訪れ、巡業でもよく指名されたという。欠点といわれたあごを上げた立ち合いが、逆に相手から「思い切り当たれる」と重宝がられたらしい。格上との試練に辛抱し実力を蓄え、迎えた晴れの日。伝達式では、どんな口上が聞けるだろうか。