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2020.9.21-5

2020年09月20日 (日) 12:58
2020.9.21-

???

地球にあふれる生命の輝き=25
ガジュマル
長寿や豊かさを象徴する「歩く木」
/自然写真家 高砂淳二
2020/09/20 7面

種子は鳥の糞に混じって低木の上などに落とされ、そこで発芽し、その後、宿主の木を絞め殺してさらに大きくなっていく「絞め殺しの木」?

 また、大きく枝を広げるに従って枝から気根を垂らし、地面に達するとそれが太く強い新たな幹となって陣地をどんどん広げていくことから「歩く木」とも呼ばれる。植物も生きているのだとつくづく感じさせられる。まるで動物のように他の植物を負かしたりしながら移動し巨大化していく姿は、長寿や豊饒の象徴として、またご神木として、世界の人の崇拝の対象にもなっている。

 沖永良部島のある学校の校庭にそびえていたガジュマルの巨木が、台風10号でなぎ倒されてしまった。学校のシンボルとして永年君臨してきた木だけに残念だが、今後もますます進行するであろう温暖化や台風の巨大化を思うと、身が引き締まる思いがする。


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