〈教学〉 9月度座談会拝読御書 三三蔵祈雨事
拝読御文
夫れ木をうえ候には大風吹き候へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず、本より生いて候木なれども根の弱きは・たうれぬ、甲斐無き者なれども・たすくる者強ければたうれず、すこし健の者も独なれば悪しきみちには・たうれぬ(御書全集1468ページ1行目〜3行目、編年体御書759ページ1行目〜3行目)
[池田先生の指針から] 人間革命の輝きが未来への光源
日蓮大聖人を根本の師と定め、互いに支え励まし、「広宣流布」と「人間革命」を成し遂げていく和合の世界――それが、牧口先生、戸田先生が命を賭して築かれた創価学会です。
現代にあって、師と同じ心に立ち、万人の仏性を開く「励まし」の世界を広げゆく創価学会こそ「善知識」の集いにほかなりません。
大聖人は「志有らん諸人は一処に聚集して御聴聞有るべきか」(御書970ページ)と、正法を学ぶ集いを重視されています。
また法華経の随喜功徳品第十八には、法華経を聴く会座に「一緒に行きましょう」と友を誘って参加する功徳、その会座で、後から来た人が座れるよう、席をつめてあげる功徳は絶大であると説かれています。
「仏の如く互に敬うべし」(同1383ページ)です。日々の学会活動で「友を大切にする」ことは、その一つ一つが、仏意に適った正法の実践なのです。
性格も境遇も異なる同志と共に進むことは、面倒で大変だと思う場面もあるかもしれません。
特に若い人のなかには、「組織」というものを煩わしく感じ、一人でいるほうが、自由で気楽だと考える人もいるかもしれない。(中略)
しかし、その風潮が、異なる個性を生かし合い、讃え合う、人間的な度量を鍛える機会を奪っている。そのため他者の痛みが理解できず、自分の怒りをコントロールできず、わずかな気持ちのすれ違いや誤解を修復できず、暴力、孤立、絶望、自死へと追いやったり、追いやられたりしている――この現実を、だれもがなんとかしなければと願っているのではないでしょうか。(中略)
自身の人間革命に挑戦し、水の流れるごとき信心を貫くことが大切です。
その鍛錬の場が、創価学会です。
私たちの「人間革命の輝き」が、かけがえのない善知識の世界を築き、時代の闇を照らす「未来への光源」となっていくのです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第15巻)
学会の同志こそ最高の“善き友”