◎河野防衛相「中国、極めて重大な懸念」
日米で抑止力、日本の役割拡大議論
日本経済新聞 朝刊 総合3(4ページ)
2020/8/15 2:00
日米同盟は米国が打撃力の「矛」、専守防衛の日本は「盾」の役割を担う。党の提言では、基本的な役割分担は維持しつつ、日本がより主体的に取り組むことで抑止力をさらに向上させる必要があることを提起した。
河野氏は「日米同盟の中で抑止がきちんと機能することが大事だ」と強調した。日米の役割分担の修正の可能性は「これから国家安全保障会議(NSC)の方で検討する」と言及した。
北朝鮮のミサイルの脅威に関しては「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が『この程度なら米国は報復してこない』と誤算をするのが一番危ない」と表明した。「どの程度でもきちんと対応すると明確なメッセージを送るのが大事だ」と訴えた。