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2020.8.15-5(4)

2020年08月14日 (金) 11:58
2020.8.15-

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【寸鉄】
戸田先生と池田先生の出
会いの日。師弟の結合は
崇高。後継よ大道を歩め
     ◇
関西・師弟原点の日。仰ぎ
見る常勝の城は堂々と!
世界の模範たる前進頼む
     ◇
御書「日月・衆星も己心
にあり」。心は宇宙大。
挑戦した分、境涯は拡大
     ◇
屋外でのマスク、表面が
39度超にも。2メートルの距離
確保で外すなど自己防衛
     ◇
回向の本義は信心の功徳
を故人に回らし向ける事
三世の安穏へ誓い新たに

◎名字の言 
被爆者の“生の声”が聞けなくなる時代に大切なもの
広島市にある巨大なレンガ張りの倉庫「旧陸軍被服支廠」。建物の西側に面した市道を歩くと、原爆のすさまじい爆風で変形した鉄扉が目に飛び込んできた▼原爆投下から75年。被爆者の平均年齢は83歳を超え、被爆体験を直接、聞くことができなくなる「被爆者なき時代」が近づいている。壮絶な体験に基づく証言ゆえに力があり、説得力がある“生の声”に頼ることのできない時代が間もなく訪れる▼広島平和記念資料館に、真っ黒に焼け焦げた中学生の弁当箱が展示されている。爆心地から600メートル。少年は弁当を食べることはできなかった。この弁当箱は、母親が骨になった息子の遺体を見つけた時、遺体の下にあったもの▼弁当を楽しみにしていた少年の気持ち。息子ではなく弁当箱だけが手元に戻った母親の気持ち。こうした思いを本人に直接、聞かなくても、この弁当箱から感じ取ることができるだろうか。「一番大切なものは想像力」と語るのは、今年83歳の被爆者。「もの言わぬ核兵器の証言者から学び取れる感受性を身に付けてほしい」と▼想像力が自分と自分以外の世界を結び、人生を豊かにする。相手を思う「同苦」の心から想像力は生まれる。同じ経験はできなくても、想像力を働かせる努力だけは惜しむまい。(川)


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