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2020.8.3(2)

2020年08月02日 (日) 16:23
2020.8.3(2

◎春秋
日本経済新聞 朝刊 1面(1ページ)
2020/8/2 2:00
 暦のめぐり合わせで今年は土用の丑(うし)の日が2回ある。「一の丑」が7月21日で、8月2日が「二の丑」。窮屈なコロナ生活にいよいよ暑さが加わり、気が滅入(めい)りがちな今日このごろだ。憂さ晴らしをかねて、うな重でちょっとぜいたくしたい。そんな気分になってくる。

▼ニホンウナギは環境省が7年前、絶滅危惧種に指定している。何年も不漁が続いていたが、今年は稚魚のシラスウナギが豊漁だという。スーパーの店頭に並ぶかば焼きの売り上げも好調だそうで、業界には久しぶりに明るさが戻りつつあるようだ。もっとも2度の丑の日を迎えるうなぎにとっては、受難の夏かもしれない。

▼国際自然保護連合は先日公表したレッドリストで、マツタケを絶滅危惧種に加えた。そんなに食べた覚えもないが、大きな理由は松林そのものの減少だという。夏と秋の味覚がそろってのリスト入り。近い将来、うなぎやマツタケは怪しげなお店で小声で注文する料理になってしまう――いやそんな景色は想像したくない。

☆ 「丑(うし)の日」とは、日にちを十二支に割り当てた「丑」の日のこと。土用の約18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。やはり季節ごとにあるものですが、今では夏の土用にめぐってくる丑の日を指すように。年によっては「土用の丑の日」が2回めぐってくることもあり、その場合は一度目を「一の丑」、2度目を「二の丑」といいます。

2020年の土用の丑の日は、一の丑が7月21日(火)、二の丑が8月2日(日)。以下のように毎年日付が異なります。

2021年7月28日(水)

2022年7月23日(土)、8月4日(木)

2023年7月30日(日)

2024年7月24日(水)、8月5日(月)

2025年7月19日(土)、7月31日(木)


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