小説「新・人間革命」に学ぶ
第21巻 解説編 池田主任副会長の紙上講座
連載〈世界広布の大道〉
ポイント
?「SGI」結成の精神
?「師弟不二」の道を貫く
?“励まし社会”の創出へ
「SGI」の章では、SGI(創価学会インタナショナル)結成の淵源、その精神について、詳しく記されています。SGIが発足したのは、1975年(昭和50年)1月26日、米グアムでの「世界平和会議」の席上でした。
今、世界には“危機の嵐”が吹いています。困難な状況だからこそ、SGIの原点に立ち返り、師弟の心の結合をますます強める時です。「SGI――それは、世界を結ぶ異体同心の絆である。それは、世界平和の赫々たる光源である」(100ページ)との通り、世界の友とスクラム固く、前進してまいりたいと思います。
英ロンドンのテムズ川に架かるタワー・ブリッジ(1989年5月、池田先生撮影)。第21巻では、イギリスの友が「“大変な時こそ頑張る”をモットーに、勇んで困難に挑み、勝利を築いていく」との誓いを述べる場面が描かれている
先生はかつて、「八十歳まで……世界広布の基盤完成なる哉」と随筆に書かれました。その通り、まさに世界広布の基盤完成をもって、80歳の佳節を刻まれました。
「暗から明へ、絶望から希望へ、敗北から勝利へ、いかにして一念を転換させるか――」(295ページ)。絶望を希望へと変えていくのが、私たちの励ましなのです。