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第3代会長就任60周年記念「師弟凱歌の記憶」
第11回「不敗の原点 大阪大会」
1957年(昭和32年)7月17日の「大阪大会」で池田先生が師子吼(大阪市中央公会堂で)
1957年(昭和32年)7月17日、大阪・中之島の大阪市中央公会堂で歴史的な集いが行われた。池田大作先生の不当逮捕に抗議する「大阪大会」である。場内は満員となり、場外に1万数千人の同志があふれた。
同年4月、参院大阪地方区補欠選挙の支援活動において、熱心さのあまり、選挙違反をした会員が出た。それを学会の組織的犯行と一方的に見なした大阪府警が、支援の責任者であった池田先生を逮捕。7月3日のことだった。
15日間の勾留の末に、7月17日正午すぎ、先生は釈放され、大阪拘置所を出た。東京から駆け付けた戸田城聖先生をただちに伊丹空港で迎え、午後6時からの大阪大会に臨んだ。開会からまもなく、猛烈な雨が降り、雷鳴が轟いた。会場を取り囲んだ同志は、特設スピーカーから流れる登壇者の声を、身じろぎもせずに聞いていた。
「最後は、信心しきったものが、また、正しい仏法が、必ず勝つという信念でやろうではありませんか!」
池田先生の師子吼に、会場を揺るがす大拍手が再び鳴り響いた。
雨と涙の中で参加者は誓った。“そうや! 戦いは負けたらあかん!”“これからは全ての戦いに信心で勝つ!”
1991年(平成3年)の7・17「大阪の日」記念幹部会を祝し、池田先生が贈った和歌。「七月の おお十七日の 炎をば 君の胸にも あなたの胸にも 合掌」と万感の思いを込めて
以来、約4年半続いた裁判闘争を経て、1962年(同37年)1月25日、大阪地裁の無罪判決を勝ち取る。そして2月8日、エジプトのカイロで「控訴なし」の報を聞くのである。
――池田先生は1991年(平成3年)7月17日に行われた大阪幹部会に和歌を寄せた。
「七月の おお十七日の
炎をば 君の胸にも
あなたの胸にも 合掌」
「7・17」が巡り来るたびに、関西の友は常勝不敗の闘魂をたぎらせ、世界の同志が立正安国の誓いを新たにする。先生が証明した“信心しきったものが最後に必ず勝つ”との信念こそ、永遠に光る学会魂である。