??????????????????????????????????????????????
【寸鉄】
この世の悲惨をなくす中
に仏法の実践があるのだ
―恩師。立正安国の道を
◇
前向きな心はアレルギー
等の症状を改善―研究。
楽観主義こそ健康の良薬
◎名字の言 歌舞伎囃子の九代目田中佐太郎氏。芸の品格を高めるには?
“もし彼女がいなかったら今の歌舞伎囃子はない”と評されるのは、歌舞伎囃子田中流の九代目田中佐太郎氏。十一世家元・傳左衛門の三女として生まれ、半世紀にわたり舞台に立つ一方、後進の育成にも力を尽くしてきた
▼氏は、人間国宝の父から“陰の正直であれ”と、よく言われたという。人が見ていようがいまいが勉強し、努力を欠かさない。それが必ず舞台に生きてくる、と
▼例えば舞台に設けられた小部屋「黒御簾」での効果音の演奏。人目がないからと油断すれば、鼓を構える肘が下がったり、太鼓の撥を取る時に雑音が出たりする。そうした姿勢は、必ず演奏にも表れる。技術だけではなく「見えないところにも心を配ることで芸の品格が育つ」(『鼓に生きる』淡交社)
▼日蓮大聖人は、苦難と戦う四条金吾に「仏法の中に内薫外護と申す大なる大事あり」(御書1170ページ)と仰せになった。「内薫」とは、妙法の実践によって生命に内在する仏性が内から薫り出てくること。その内薫によって外から守り助ける働きが現れることが「外護」だ
▼厳しい局面こそ、自らがやるべきことに徹する。自分の外に禍福の因を求めるのではなく、自身の挑戦によって道を切り開いていく。不屈の心こそ、日蓮仏法の真髄である。(誼)