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2020.7.14-5

2020年07月13日 (月) 18:22

◎池田大作研究/佐藤優氏(第28回)
権力による罪の捏造
老獪で巧妙な弾圧

筆者は、鈴木宗男事件に連座して東京地方特別宗三郎に逮捕された経験があるので、被疑者の心理が手に取るようにわかる。もっとも筆者の場合は、否認を貫いたので512日間、東京拘置所の独房に勾留されることになった。

公判で、「早く保釈されたいので、取調官に迎合し、事実と異なる調書を作成しました」と訴えても、裁判官がその主張を認めることはまずない。だから、警察官や検察官は、無理をしてでも捜査当局の筋読みに合わせた自白調書を取ろうとする。

「早く自供しなければ、かわいい子どもの修学旅行に間に合わなくなる」

子煩悩な父親の信条に訴えるというのは、警察官や検察官がよく使う手だ。

検察が


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