【寸鉄】
九州の豪雨で被害甚大。
犠牲者を追善。続く災害、
早めの避難など声掛けを
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何かをなせ!何かを残せ
―戸田先生。生涯光る歴
史を。挑戦は青春の誉れ
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「一閻浮提第一の富る者」
御書。これ蓮祖の大確信。
広布の勇者に福徳は厳然
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「クールアース・デー」。
小さな一歩の積み重ねで
CO2削減へ。皆で行動
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歩行中の交通事故死7割
が高齢者。道路横断時が
多く。運転者も注意更に
◎名字の言 少女部員が七夕の短冊に書いた願い事
街中で七夕飾りをよく見掛ける。短冊に記された「コロナが早くなくなりますように」「家族が健康であるように」といった多くの願い事が、世相を映し出している
▼都内のある少女部員は父親と一緒に小さな笹を買い、自宅のベランダで短冊を吊るした。7月最初の日曜日。テレビで週間天気予報を見た彼女は、てるてる坊主を作り始めた。父は、東京の予報が“曇り時々雨”だからかなと思ったが、少女はもう一枚短冊をせがみ、こう書いた。
「熊本にもう雨がふりませんように」
▼それは全国の人々の願いでもあろう。九州南部を襲った豪雨による被害が広がっている。2年前の西日本豪雨も七夕の頃だった。この時節の空模様が恨めしくて仕方がない
▼現段階で救援活動に直接携われる人は限られていても、誰もが祈ることはできる。2016年4月の熊本地震発災後、間もなく、池田先生は随筆で訴えた。「甚大な災難が、突然、人びとの絆を断ち切るが如く襲いかかる時、その試練をはね返すものは、我ら民衆の、何があっても共に守り合い、生き抜いていくという誓いであり、祈りではないでしょうか」
▼御書に「題目を唱え奉る音は十方世界にとずかずと云う所なし」(808ページ)と。被災地で苦闘する方々に届けと、安穏と復旧を祈る。(之)