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◎聖教新聞より
●第3代会長就任60周年記念 師弟凱歌の記憶
特別編「創価三代の獄中闘争」
きょう正義の「7・3」
第2代会長 戸田先生の「出獄」75年
第3代会長 池田先生の「入獄」63年
創価三代の師弟が命懸けで残した民衆勝利の原点「7・3」。その輝きを永遠ならしめるのは、後に続く私たちの使命である。
●マイ・ヒューマン・レボリューション
――小説『新・人間革命』学習のために 第14巻
「私は、これからも、書きまくっていきます。連載小説だけでなく、各出版社からの原稿依頼もかなりの数になります。三九度近い熱が続いた時もありました。しかし、“ここでやめるわけにはいかない!”“書かずしてなるものか!”との一念で、ペンを執り続けました。(中略)
「第六天の魔王・十軍のいくさを・をこして・法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土を・とられじ・うばはんと・あらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵を・をこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし」(御書1224ページ)(中略)
つまり、苦労があるということは、自分を強くし、民衆のリーダーとして育つ大事な条件を手にしたことになる。だから結果的に見れば、それは幸せなことであるといえるんです。また、お父さんやお母さんが信心をしていない人もいるかもしれない。それもまた、深い意味があることなんです。
私は、通信員は本当の“闘争人”になってもらいたい。“闘争人”というのは、民衆を不幸にする邪悪を絶対に打ち砕いてみせるという、赤々とした闘魂、情熱を燃え上がらせている人です。胸に炎をもつことです。見栄や体裁で書く格好だけの文章では、邪悪を断つことはできない。そんな文は自己満足です。正法正義のために、民衆のために、命がけで書いてこそ、ペンは剣に勝つことができる」
●雑巾にぬくもりを 母ありて〈信仰体験〉
豊川さんは伯母の商いに付いて行ったことがある。
夏の日差しが強い日だった。小さな町だ。誰もが豊川さんの貧しさを知っていた。同情で鶏肉が売れた。
帰りに伯母が少ない稼ぎでアイスキャンデーを持たせてくれた。生活の周りにはない色をしていた。2人で砂利道の木陰に腰を下ろし、アイスを食べた。その時、ふと思った。
“伯母は雑巾になろうとしている”
雑巾自体は汚れるだけで光を浴びることはない。その代わり、縁したものがきれいに引き立つ。自分はボロボロになっても、娘が光ればそれでいい。そんな生き方を伯母は選んだんじゃないか――。
豊川さんは長女として、親の力になれていないことが申し訳なかった。母ちゃん、アイスが喉を通らないよ。そのせりふをアイスと一緒に腹に納めた。
伯母はいつも、不遇にではなく、すこやかに働けることのありがたさに目を向けていた。御本尊の前に座ったら、しばらく離れない。何があっても逃げずに踏ん張る伯母を手本に、豊川さんは息子を育てた。
●寸鉄
“世界で一番尊くて一番偉いのは、無名の創価のお母さん”
池田先生のその言葉には、伯母の手を両手で包み込んでたたえてくれるような潤いがあった。
師弟不二の原点「7・3」
世界広布は三代の大闘争
ありて実現。青年よ続け
◇
東北の日。郷土を照らす
希望の連帯!今こそ立正
安国の旗掲げ対話拡大を
◇
「うれしきかな末法流布
に生れあへる我等」御書。
同志との共戦は最高の宝
◇
熱中症は予防が最も大切
と。早めの水分・塩分補
給、冷房利用で賢く対策
◇
親が本を読むほど子の読
む本の数も多く。豊かな
心育む読書週間を家庭で
●名字の言 きょう7月3日。
創価の三代会長に脈打つ「不惜身命」の精神
「御手紙拝見、くりかえし くりかえし 楽しんでいます」。大戦中、軍部権力に捕らわれた牧口先生を支えた一つが手紙だった。獄中に届く家族からの手紙を生きる励みとし、自らもペンを執り、つづった。1943年(昭和18年)7月6日の逮捕から殉教までの1年4カ月に書いた家族宛ての書簡31通が残されている▼同じく牢獄にあった戸田先生は、子息への手紙に“同時刻に題目を唱えよう”と書き送った。父と子の“同盟唱題”である。コロナ禍にあっても、手紙等で心を結び、祈りを広げる世界の創価の友を、両先生が頼もしく見つめておられるだろう▼池田先生が事実無根の罪で逮捕されたのは57年(同32年)7月3日。権力の魔性と戦った三代の会長によって、法華経の「不惜身命(身命を惜しまず)」の精神は現代によみがえった。池田先生は語る。不惜身命とは「命を粗末にするということではない。自分の尊い生命を、仏法のために惜しまず使っていくということです」と▼人から“奪う”のではなく、“与える”ことを教えたのが仏法。人々に真心を、励ましを、勇気を、希望を与えていく。その努力と祈りが、自身の小さな殻を破る▼世界広布を実現してきた三代の師匠と創価の父母たちの不惜身命の魂を受け継ぐ、誓いの月としたい。(進)