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聖教新聞より
◎創価学会とITTOが共同プロジェクトを締結
西アフリカ・トーゴ共和国の森林再生を支援
地球の陸地の約3分の1を占める森林は、多様な生物の生存を支え、地球温暖化を抑える働きも担っている。
しかし近年、世界では東京都とほぼ同じ面積の天然林が1週間ごとに失われているとされる。とりわけ西アフリカのトーゴでは、農地の拡大や異常気象の増加、エネルギーや住居利用を目的とした伐採などによって、森林の減少が加速。世界で最も深刻なレベルにあると懸念されている。
原田会長は池田大作先生の平和提言や環境保全への学会の活動を紹介し、プロジェクトの成功に向けて協力していきたいと応じた。
〈池田先生の会長就任60周年 青年部が原田会長に聞く ?部〉第12回 「御書根本」を貫く民衆仏法の学会教学?
◇原田 1942年(昭和17年)11月、創価教育学会の第5回総会で牧口先生は、「法華経の信者と行者と学者及び其研究法」と題して講演されています。その中で牧口先生は、同じ信心をしていても、「信者」と「行者」と「学者」の区別があると訴えられました。
「信者」とは、「自分ばかり御利益を得て、他人に施さぬやうな個人主義」の信心のことで、旧信徒ら(法華講など)がこれに当たると。
そして、「日蓮正宗の信者の中に『誰か三障四魔競へる人あるや』と問はねばなるまい。そして魔が起らないで、人を指導してゐるのは『悪道に人をつかはす獄卒』でないか。然らば魔が起るか起らないかで信者と行者の区別がわかるではないか」とも喝破されました。
◇原田 戦時中、軍部政府の弾圧を恐れ、保身のため総本山に神札を祭り、御書の御文を14カ所も削除した宗門。一方、神札を厳然と拒否し、三障四魔を呼び起こして大聖人の正法正義を守り抜いた学会。この一事をもってしても、どちらが「行者」であるかは明白です。しかも宗門は学会の大発展を妬み、破和合僧の大罪を犯しました。宗門はもはや「信者」ですらなく、「悪道に人をつかはす獄卒」にほかならないのです。
人類は今、未曽有の事態に直面しています。だからこそ生命尊厳、人間主義の仏法哲理が希求されています。
私たちは永遠に大聖人直結で「実践の教学」を貫き、「広宣流布」と「立正安国」の旗を掲げながら、さらに励ましの対話を重ねていきたいと思います。
〈社説〉 2020・7・2
あす戸田先生の出獄から75年
「7・3」から不屈の歩みを
7月3日――。それは「師と弟子の金剛不壊の魂が命懸けの闘争の中で結合し、永遠の歴史に刻まれた『師弟常勝の記念日』」と池田先生はつづった。
今年の同日は、第2代会長・戸田城聖先生が、1945年に東京・中野の豊多摩刑務所を出獄して75年に当たる。
この日はもう一つ、正義の闘争の刻印がある。12年後(1957年)の同日、新たな民衆勢力の台頭を恐れた権力によって、池田先生が無実の選挙違反容疑で不当逮捕、勾留されたのだ(大阪事件)。
最悪の事態も覚悟の上で大阪に向かう池田先生に、戸田先生は語った。「もしも、もしも、お前が死ぬようなことになったら、私も、すぐに駆けつけて、お前の上にうつぶして一緒に死ぬからな」
作家の佐藤優氏は、週刊誌「AERA」で連載中の「池田大作研究」(第25回)で、この師弟の劇に言及し「師弟は運命を共にする。殉教するときも師弟は一緒だという戸田の強力なメッセージだった」とつづった。
池田先生はかつて、「出獄と/入獄の日に/師弟あり」と詠んだ。正法正義のため、国家権力と戦い抜いた師弟は不二の絆で結ばれている。この「師弟不二」の精神こそ日蓮仏法の根幹であり、創価学会の永遠の原点である。
そして人権闘争の歴史光る「7・3」は、創価の平和運動の起点でもある。
池田先生は、こうも詠んでいる。
「出獄と/入獄の日に/弟子よ 勝て」
師との誓いを新たに、友の心に希望の光を届ける前進の一歩を踏み出したい。
強く正しき信仰は、必ず
明朗な人生を開く―恩師
苦境に勝つ勇気の祈りを
◇
夕張大会の日。北海天地
に轟いた正義の師子吼。
バトン持つ若人よ立て!
◇
きょう1年の“真ん中”。
希望は自分で創るもの。
目標を再度明確に大前進
◎名字の言
漫画家から落語家になった林家木久扇氏。
「『ああ、こっちでよかったんだ』と思える生き方を」
「もともと僕は、落語家になるつもりなんて、少しもなかった」と語るのは、林家木久扇氏。18歳で会社に就職するも、4カ月で退社。漫画家に弟子入りした▼作品が雑誌に掲載され、漫画家として歩み始めた4年目のこと。師匠から、「絵が描けてしゃべれたら売れるぞ、ちょっと落語をやってみたら」と言われた。漫画の取材のつもりで、三代目桂三木助に入門。そして、そのまま落語家になった▼収入の少ない前座時代は、雑誌の挿絵を描き、生活費を工面したことも。苦労はあったが、後悔はないという。「飛び込んだあとで、状況や環境を自分の意に沿うようにしちゃえばいい。『ああ、こっちでよかったんだ』と思える生き方を、自分でつくっちゃえばいいんですよ」と氏。本年、高座生活60周年を迎えた(『イライラしたら豆を買いなさい』文春新書)▼人生、思ってもみなかった道に進むことがある。それを“なぜこんなことに”と嘆くより、“新しい自分になるための舞台”と捉えれば、その瞬間から可能性の扉は開いていく▼池田先生は「たとえ失敗しても、へこたれずに努力したことが、全部、自分自身の揺るぎない根っことなる」と。根が深いほど、木はたくましく育つ。青年の心で挑戦し、強い根を張る7月に。(銘)