◎「ギグワーカー 100万人増」
来年の確定申告でも増えるかも?
◎年内解散
――糸を引いているのは麻生だな???
◎安部首相
岸田にアドバイス「情念が大事だよね」
◎室谷克美氏(夕刊フジ)
恨みごとと、恩着せの記憶は1000年たっても覚えている。ただ覚えているだけではなく、「ファンタジー増幅」を重ねて、史実とは、まったく違う話になっている。その一方、都合の悪いことは3日もしたら、きれいに忘れてしまう。これは恐らく、韓国の国民性なのだろう。
◎ 【あすへの話題】陸奥宗光
日本国際問題研究所理事長 佐々江賢一郎
日経夕刊 1面(1ページ)
コロナ感染後の世界を考える上で、「陸奥宗光」(岡崎久彦著)を読み返してみる。
そこでは晩年外務大臣となった陸奥が冷徹な思考に基づいて開国時代の日本外交を如何(いか)に成功裡(り)に指導していくかが描かれる。当時の世界は遍く弱肉強食の帝国主義時代である。そこで得られる外交上の教訓の多くは今日なお妥当する。
まず「天の時、地の利、人の和」が揃(そろ)わないと国家的外交大事業は難しい。また内政の安定と国民の強い支持がなければこれも難しい。そして一貫不動の信念とこれを支える国力と外交の技がなければ成功しない。
明治の不平等条約の改正は、日本の議会開設などによる近代化への列強の評価もさることながら、陸奥と伊藤博文総理との協力、政治力、決断力なくしては困難だった。
「武力の背景のない外交は失敗してしまうことがある」
今日世界は帝国主義時代ではないが、混沌としている。理念・原則なき力の外交は危険であるが、力と技なき外交も空虚である。
☆陸奥 宗光(むつ むねみつ、天保15年7月7日(1844年8月20日) - 明治30年(1897年)8月24日)
日本の武士(紀州藩士)、外交官、政治家。
明治初期に行われた版籍奉還、廃藩置県、徴兵令、地租改正に大きな影響を与えた。また、カミソリ大臣と呼ばれ、第2次伊藤内閣の外務大臣として不平等条約の改正(条約改正)に辣腕を振るった。江戸時代までの通称は陽之助(ようのすけ)。
◎【中外時評】宇宙で進むサイバー防衛
客員論説委員 土屋大洋(日経)
米軍主催の多国間机上演習「シュリーバー」に、日本の防衛省・自衛隊が初めて参加したのは2018年だ。ほかに英豪カナダとニュージーランド、そして仏独といった米国の同盟国も参加し、宇宙空間における様々なリスクへの対処を議論した。日本からはそれまでも政府関係者が参加したことはあったが、米軍側からは「ようやく制服組が来たか」といわれたそうだ。
かつて戦争を決するのは制海権や制空権と言われた。しかし中国では近年、宇宙に「制天権」、サイバースペースに対しては「制脳権」という言葉を使うことがある。天を制し、人の頭の中を制することができれば優位に立てるだろうというわけだ。
これまでも07年と08年に米国の民生用地球観測衛星がサイバー攻撃を受け、一時的に乗っ取られたという話が知られている。衛星そのもののシステムが乗っ取られるというよりは、地上管制用のシステムが乗っ取られることによって、衛星が適切に機能しなくなる可能性がある。
プログラムは「ハック・ア・サット(衛星をハックせよ)」と名付けられた。これは毎年8月に米国のラスベガスで開催される「デフコン」と呼ばれるハッカー会議で行われることになっていた。ここでいうハッカーは悪者ではなく、真に技術に精通した人たちという意味だ。
ところが、新型コロナウイルスのせいで、デフコンは史上初めてオンラインで開催されることになった。通常のデフコンには数千人が詰めかけ、それこそ会場がすし詰めになることもあるからだ。
日本では20年5月18日、航空自衛隊の下に「宇宙作戦隊」が設置された。人数は約20人だ。14年3月に設置されたサイバー防衛隊が当初90人ほどだったことを考えれば少ない気がする。しかし、これから人材を育成しながら拡大していくのだろう。
まもなく、政府の宇宙基本計画も改定される。宇宙とサイバースペースを組み合わせたセキュリティーが必要だ。
慶応大教授。
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