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2020.6.23-2

2020年06月23日 (火) 01:02
2020.6.23-

◎加地伸行教授
麒麟(麒麟でも)一礫(いちれき)〈路へんに楽〉(一飛びで)千里(を行く)能(あた)わず。駑馬(どば)(駄馬が)無極(むきょく)(果てなき遠地にいける成)功は(一歩ずつの努力を)舎(す)てざればなり

☆一歩ずつの努力を舎てざればなり


◎年初時点では戦後最長の好景気と堅調な雇用
トランプ陣営関係者によると、年初時点では戦後最長の好景気と堅調な雇用で、陣営内では再選に楽観論が漂っていた。共和党コンサルタントのロバート・スタッツマン氏は「多くの支持者は経済が好調だったからトランプ氏の言動にも目をつむっていたが、新型コロナでその状況は変わった」と指摘する。

◎「バイデン大統領」への準備
チーフ・ポリティカル・コメンテーター
フィリップ・スティーブンズ

夏が終われば、現状を大きく変え得る2つの出来事が視野に入ってくる。1つは新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の登場で、もう1つは米国民が新たな大統領を選ぶかもしれないということだ。

一部の独裁国家を除き、米国の同盟国はおおむね民主党候補のバイデン前副大統領を支持している。大半の欧州諸国は前回の大統領選で完全に予想を外した。「今回はトランプ氏が敗れるだろう」と口にすれば、また逆の結果を呼び寄せてしまう恐れがある。

状況は変わるかもしれないが、国民の怒りのツイートが雪崩のようにトランプ氏を襲い、実際に大統領の座から引きずり下ろす可能性を無視するのは無謀といえる。

バイデン氏の勝利ですぐに世界が変わるわけではない。経済的にも軍事戦略的にも激烈な米中対立は簡単には解消しない。

とはいえ心配は無用だ。気まぐれなトランプ氏に代わり同盟関係を重視する新大統領が、米国を地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に復帰させる意志を持ち、欧米を中心とするリベラルで開かれた秩序の強化に意欲を見せるという事実だけで、かなりの前進になる。世界中で民主主義が後退していると感じられるのは多分に、最も強力な民主国家の指導者に軽蔑の念を禁じ得ないことによる。

米国の同盟国は手をこまぬいていてはいけない。ルールに基づく国際秩序を復活させるうえで、米国とどう協力できるか真剣に考えなければならない。この秩序には、欧米諸国の安全保障と繁栄に欠かせない民主的な価値の存続が懸かっている。


バイデン氏は北大西洋条約機構(NATO)を強力に支持している。イラン核合意に実効性を持たせることにも前向きなようだ。イランに米国民の懸念を払拭させるうえで欧州にできることは何か。欧州諸国には対中戦略を日本や韓国、オーストラリアなどの同盟国と策定する役割もある。これまではトランプ氏の制裁や脅しなどを口実に、自ら中国と向き合ってこなかったが、そうはいかなくなる。

冷戦後の米国一極体制の時代は終わった。バイデン氏が大統領になれば同盟国はパートナーとして協力を申し出るべきだ。無論、トランプ氏が再選を果たす可能性はある。その場合、同盟国の「準備」はすべて白紙に戻る。

(12日付)

◎ ゴッホ「クロッカスの芽」
「草の芽」という主題は、彼が、絵の道へ新しい一歩を踏み出す決意を代弁している。まだ、言葉にはしきれない、心の蠢(うごめ)きの形である。

◎香港
毎年恒例の7月1日の返還記念日のデモも新型コロナウイルス対策で禁止される公算が大きく、民主派の手札は欧米への支援要請などにとどまる。


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