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2020.5.31-4

2020年05月31日 (日) 00:55
2020.5.31-

【寸鉄】
民衆が主役の社会創る為
に学会は立ち上がった―
恩師。決意新たに前進!
     ◇
「此を去って彼に行くに
は非ざるなり」御書。試練
の時こそ人間革命の劇を
     ◇
暑い屋外は身体的距離確
保できればマスク外して
―厚労省。熱中症も注意
     ◇
今年は全国的に「暑い夏」
―3カ月予報。小まめな
水分・塩分補給を心掛け
     ◇
ごみゼロの日。鍵は一人
一人の意識改革。地球規
模で考え足元から行動!

◎名字の言 天然痘の予防に尽くした2人の医学者
紀元前の昔から、天然痘は人類を苦しめてきた。英国の医学者・ジェンナーは、この病を予防する「種痘」を開発したことで知られる。だが、彼より6年早く種痘開発に成功した日本の医師がいた。緒方春朔である▼その方法は、天然痘の患者のかさぶたを取り、健康な人の身体に入れ込むというもの。最初の治験で効果が認められたものの、多くの人が怖がり、敬遠した。しかし、緒方は諦めず、さまざまな場で、安全性を力説。種痘は少しずつ広がり始めた▼緒方は治療法を伝えるため、仮名交じりの文章で、分かりやすい解説書を作成した。彼の業績を知り、医学を志す入門者には、種痘を金もうけや売名に利用しないこと、貧富や貴賤で患者を差別しないことを誓わせた▼一方のジェンナーも、自身が発見した種痘法の特許を申請しなかったという。特許を取れば、種痘が高価になり、全ての人に行き渡らないからだ。緒方もジェンナーも、その献身は“患者のため”との一点に貫かれていた▼天然痘は、40年前の5月に根絶された。人間の歴史とは一面、感染症との闘いの歴史である。その長い闘いの中で積み上げられた労苦の果実が、コロナとの闘いにも生きている。感謝とともに、その知見に基づく「新たな日常」を築く努力を進めたい。(燦)


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