◎「一律10万円の攻防」/山内教授
「いちばん最後に投入されたものが、とかく、すべてを決定したように思われがちなのである」
『ローマ建国史』ティトゥス・リウィウス
最近の公明党・山口那津男代表が1人10万円の現金給付を認めさせた手際の良さを見るにつけて、 リウィウスの言葉をつい思い出してしまう。
………政治的には豪腕に違いないが、表舞台ではそう見せないところに山口氏の巧みさを感じざるをえない。1人10万円という分かりやすくスピード感じもある主張を通した政治家なら、普通なら手柄顔をするかもしれない。しかし、歴史でも政治でも、自分から得た成果を安倍晋三首相の「不名誉」だと印象づける必要はない。
16世紀フランスの哲学者モンテーニュ
「名誉以外なら、すべてのやりとりができる」
山口氏は、一日足らずの凝縮した時間帯で成果を得たと見るや、首相の「大きな決断」をさりげなくたたえ、財務省の新補正予算作成の苦労への“いたわり”を表現する演技力を見せた。ここで山口代表の出番はひとまず終わったのである。
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それは………政府以上にアピールしていた東京都知事の存在感をひとまず薄める効果を生み出した。
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首相は遅ればせながら投入する10万円が国民の疲労を和らげ、新型コロナを退治する“呼び水”になるように給付のスピードを速めるべきであろう。残された時間は少ない。
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☆ティトゥス・リウィウス(Titus Livius, 紀元前59年頃 - 17年)は、共和政末期、帝政初期の古代ローマの歴史家。単にリウィウスと呼ばれることが多い。アウグストゥスの庇護の下に『ローマ建国史』を著した。
☆ミシェル(・エイケム)・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne [mi??l ek?m d? m??t??], 1533年2月28日 - 1592年9月13日)は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。モラリスト、懐疑論者、人文主義者。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、各国に影響を与えた。
◎「コロナ後」世界は変わるか/大塚読売新聞編集局
●つながりを深めてきた世界
特に注目したいのは北米と欧州に向かう人々の多さだ。
●三つの予測
第一に、「大きな政府」への流れが強まる。
「極論とされてきたベーシックインカム(最低生活保障)や富裕税も今後は検討すべきだ」
米の医療保険制度の改革
第二に、グローバル化の大きな流れは止まらない。
米国、医師の4人に1人、看護師の6人に1人は外国生まれ。
第三に、デジタル化は21世紀を通じた大きな潮流となる。
巨大IT企業は今回の「勝ち組」として一段と影響力を増す。
●不確定要素
中国は「マスク外交」で影響力を強めようとしている。
トランプ政権が「米国第一」を続けば、米国の評判は傷つく。その分だけ中国の都合のよい世界となる。
「トランプ氏に大統領として唯一の長所があるとしたら、謝ることも恥じることもなく方針を変え、最初からそのつもりだった、と言い張れる能力かもしれない」
トランプ大統領が良い意味で豹変する可能性はあるのか。それが米国の利益にもなると説得力できる側近はいるのか。そこが当面の最大の焦点かもしれない。
(2020.4.19読売)
◎決定盤!!サム・テイラー/ロマン歌謡 ベスト
サム・テイラーと彼のオーケストラ
40曲 | 2:05:16 | 354.0 MB 2012/09/24 配信
AAC 128/320kbps
☆中学生か高校生の時に、民音で大牟田に来たと思う。