◎トライバリズム【tribalism】
部族中心主義。同族意識。
トライバル【tribal】
《部族独特の、の意》デザインやアクセサリーなどに民族的な要素を取り入れたファッション。
『トライバリズム』とは、同じ主張の人々がまるで“部族”のようにまとまり、他のグループと対話するのが難しい状態や現象のことを指します。
最近この『トライバリズム』という言葉が注目されたのが、先月(3月)、ニュージーランドで50人が亡くなった銃の乱射事件です。」
白人至上主義者がイスラム教徒のモスクを襲撃した事件が、一種のトライバリズムだとする見方が出ています。
☆世界に広がる「トライバリズム」
先月、ニュージーランドで起きたイスラム教の礼拝所が襲撃された事件。
白人至上主義思想を持った容疑者の出身国、オーストラリアのモリソン首相は、“トライバリズムが顕在化している”と非難しました。
オーストラリア モリソン首相
「意見の対立が深まるにつれ、トライバリズムが顕著になり、過激主義に走る人たちも出てくる。」
自分と異なる考えを持つ他者を拒絶し、屈服させようとする「トライバリズム」。
近年、その現象が広がり、今までにない政治家が登場しました。
アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領。
自らの支持層を優先させる政策を次々と打ち出し、国際社会からの反発をよそに、強硬な姿勢を貫いています。
国内では、宗教や人種の違いによる対立が多発。
「トライバリズム」の深刻化が浮き彫りになっています。
こうした事態を憂慮したのが、共和党の重鎮、ジョン・マケイン氏。
生前残した最後の手紙には、「トライバリズム」への警鐘を鳴らす内容が書かれていました。
“トライバリズムを愛国主義と誤解し、アメリカは偉大さを失いつつある。”
国連 グテーレス事務総長
「多くの人たちが、自分と同じ意見のニュースやSNSから情報を入手し、トライバリズムを強め、異なる人たちは間違っているという認識を高めてしまう。」
慶應義塾大学 教授 渡辺靖さん
「使われるようになったのは3年程前からだと思いますが、『私たちと彼ら』『味方と敵』というのを鮮明にする態度のことです。
そしてお互いが歩み寄らないのが特徴的です。
自分たちの人種、民族、宗教、国家、政治信条というものを第一に考え、そうでないものとの歩み寄りを拒否して、むしろそうした人たちを強引に屈服させていこうというのが特徴的だと思います。」
◎「一つの中国」
言う程に台湾の人心は中国から離れていく?
国家による『トライバリズム』
◎ニュートラリゼーション(佐藤優氏)
Neutralizationとは
意味・読み方・使い方
neu・tral・i・za・tion/ n(j)ù?tr?l?zé???n / (米国英語)
主な意味 中立化,中立(状態),中和
◎寸鉄
広宣誓う新春の幹部会。
創立100周年の栄光の峰へ
さあ!私の人間革命から
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学会活動の要は?座談会
?教学の研鑽?一対一の
個人指導。名指揮を頼む
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未来は待つべきものでは
なく作り出すもの―哲人
現在の因こそ未来の果と
◎なぜ、20歳が成人なのか
そもそも、成人年齢はなぜ20歳なのでしょうか。
江戸時代は地域によってばらつきがあったようです。明治9(1876)年の太政官布告によって、日本で初めて成人年齢を20歳と定められました。その太政官布告を引き続いで、明治29(1896)年制定の民法(明治29年法律第89号)で、「成人は20歳」と定めました。
20歳とした理由は定かではありませんが、当時の日本人の平均寿命や精神的な成熟度などを考慮した結果が理由の一つと考えられます。
そして、現在に至るまで、民法は、20歳を成年と定めています(民法4条)。
民法4条(成年)
年齢20歳をもって、成年とする。
民法改正により、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わります。2022年4月1日に18歳、19歳に達している方は、その日から新成人となります。