今日はお昼、奥さんは熊本市内の高校時代からの親友宅へ。そのご主人はおばさんの相続問題でずっと悩んでおられ、私も一度相談を受けに行きましたが、ちょっと精神的に弱い方でした。「信心なんかお前がしとけ」という方でした。
そのご主人が、昨年11月に風呂場で包丁で自殺未遂。血だらけのところを奇跡的に助かり、入院とリハビリから4月退院し、それから始めて毎日勤行をするようになられ、壮年部の会合にも始めて出られ、先月はなんと座談会の司会までされたとのこと。顔色も良く、悩みからも解放され、笑顔がとてもいいです。
まさに宿命転換の蘇生のドラマです。
『妙とは蘇生の義なり蘇生と申すはよみがへる義なり』(法華経題目抄、947頁)
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真言見聞 143ページ
第五章 大日経指帰の偽作を指摘す?
文永九年七月 五十一歳御作
与三位房日行?
今此の事を案ずるに授決集が智証の釈と云う事 天下の人皆之を知る上、 公家の日記にも之を載せたり指帰は人多く之を知らず公家の日記にも之無し、
<通解>
今、このことを考えるに、受決集は智証の釈であることは天下の人がすべて知っているうえ、公家の日記にもこれを記載している。大日経指帰は多くの人々が知らず、公家の日記にも記載していない。