税理士受験時代からの稀有の仲間4人。
血液O型(私)、A型、B型、AB型
全員バラバラで全部揃っているのが今日始めて分かりました。
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真言天台勝劣事 134ページ?
第四章真言が七重八重劣る理由を示す
文永七年 四十九歳御作?
『此の経を王と為す』
◎次に蘇悉地経に云く「三部の中に於て此の経を王と為す」云云、
<通解>
次に蘇悉地経に「三部の中で、この経を王とする」とある。
『大般若経>蘇悉地経>大日経金剛頂経』
◎此の文の心は蘇悉地経は大般若経には劣り大日経金剛頂経には勝ると見えたり此其六、
<通解>
この文の意は蘇悉地経は大般若経には劣り、大日経と金剛頂経よりも勝るということを述べているのである。(これが第六の理由である)
『大日経は八重の劣』
◎此の義を以て大日経は法華経より七重の劣とは申すなり法華の本門に望むれば八重の劣とも申すなり。
<通解>
以上の義から大日経は法華経よりも七重の劣っているというのである。法華経の本門に比べれば八重に劣っているといえるのである。
<解説>
蘇悉地羯羅経巻上の請問品第一の文である。
『仏部・蓮華部・金剛部』
本来、真言密教における三部とは胎蔵界の諸尊を三種にまとめた仏部・蓮華部・金剛部のことで、仏部は理智の二徳を具えた仏の悟りを表し、蓮華部は仏の大悲を表し、金剛部は仏の大智を表すとされている。
『金剛界』
これに対し、金剛界は諸尊を五部にまとめるが、ここにも三部経は含まれており、これと胎蔵界の三部とは、等しいもので、ただ開合の異なりにすぎないとしている。
『三部からなる漫荼羅の法』
同経同品の別の個所では「此経を通じて三部所作の曼荼羅の法を摂す」とあり、蘇悉地経が三部からなる漫荼羅の法を包摂している経であるとしている。
『蘇悉地経は二経に勝っている』
ところで、胎蔵界を説いたのが大日経であり、金剛界を説いたのが金剛頂経であるから、結局、「三部の中に於て此の経を王と為す」とは蘇悉地経はそれぞれ三部を説いている大日・金剛頂経の二経に勝っているということになるので、真言三部経の中の王と位置づけられるのである。
『?蘇悉地経・?大日経・金剛頂経』
かくして、?蘇悉地経・?大日経・金剛頂経となり、大日経は法華経よりも七重の劣となるのである。