
第4回 税を考える市民フォーラム
 あなたの意見が税制を変える!
 主催:九州北部税理士会佐賀支部
 
 ◎松原会長挨拶
 アベノミクスは地方・零細企業には不充分
 相続税は逆、課税強化、なぜ説明は不充分
 「これでいいのか○○○」
 税制改正建議ーー他とは一線を画する
 国民・市民の声
 
 【第1部】基調講演:松永恵美子税理士
 「改正された相続税の計算方法」
 
 どこが変わったの
 1.最高税率の引上げ
 財産を沢山持っている方の相続税が増える
 
 2.基礎控除額が4割縮小
 税金がかかる方が増える
 
 【第2部】パネルディスカッション
 
 前半
 相続税増税の意味はなんだろう?
 節税対策について
 
 後半
 相続税の課税方式について
 相続税と税務調査
 
 ◎日本の社会・経済の変化
 1 少子高齢化
 2 雇用環境の変化
 3 家族のあり方の変化
 4 経済成長の停滞
 
 ◎相続税:死亡者100名のうち
 H5-6  6人
 H21  4.1人
 H27〜 6人台(予想)
 
 ◎富の再分配/渡辺徹也早稲田大学教授
 税金で取る方がコストが安い
 
 ◎財政健全化への道筋
 
 「○」4
 どちらかというと、負担を増やして、
 給付を維持する方向性
 
 「×」6
 どちらかというと、負担を増やさずに、
 給付をカットする方向性
 
 ※○4:×6
 
 ◎国際的租税回避
 マイナンバーで防ぐ
 
 ◎節税対策/陣内税理士
 
 1.配偶者の相続税を軽減
 
 2.一定の土地の評価を軽減
 
 ◎10カ月以内分割/丸山弁護士
 民法上は分割の期限はない
 弁護士の立場では、
 ☆基礎控除以下の場合
 ーーゆっくりと
 ☆基礎控除を越えて争いがある場合
 
 合意できる分をまず分割 特例
 ↓
 争い
 
 ◎贈与に関する特例
 
 1 贈与税の配偶者控除
 
 2 高齢者世代から若年層への資産移転
 
 1)住宅資金贈与の非課税
 
 契約締結期間/良質な住宅/左記以外
 H26年/1,000万円/500万円
 H27年/1,500万円/1,000万円
 H28/1-28/9/1,200万円/700万円
 
 ◎地方では贈与税の効果はあるのか/渡辺
 子育て世代
 世代間飛ばし→孫へ 1回で終わる
 ……景気が良くなれば
 ……実際は親を応援
 
 ◎借入金と貸家を利用した対策
 未利用地の上に借入金で
 
 ◎コツコツ贈与のススメ/陣内
 贈与税(暦年課税分)の基礎控除
 年間110万円
 
 ◎家族名義預金
 管理状況
 あげる方(死亡)?もらう方(生存)
 ※もらった方が証明
 ※合意の書類(贈与契約書)
 
 ◎名義預金の争いは?/丸山
 相続人間の合意
 ↓
 訴訟
 
 民法上と税務では差がある
 
 ※数千万円単位の非課税
 「○」拡充すべき
 「×」多すぎ   ←圧倒的多数!
 
 ◎現行の問題点
 1)一人の申告漏れ
 
 2)もらった遺産は同じなのに
 
 3)居住などの継続とは無関係な他の税負担まで緩和
 
 ◎みなし相続財産/丸山
 ーー課税されるのは妥当かと思われる
 
 ◎なぜ遺産税があるのか/渡辺
 アメリカの贈与税:
 やった方に課税
 これだけ儲かったから死ぬ前に税金納めて死んでいきなさい
 
 日本:遺産取得に課税
 
 アメリカになぜ寄付が根づくか
 ーースーパー金持ちが多い
 1%が99%を支配
 
 ◎信託…死んだあとまで自分の財産をコントロール
 死後に離婚したら分配しない
 
 専門家を使えるのは一部
 法ーー知っている人にだけ恩恵
 
 「○」個人完結型>「×」共同責任型
 
 ◎新しくなった税務調査手続き等
 やみくもには来ないけど
 3割位は
 家族名義預金・株ある