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行学で飾る創立の月

2014年11月16日 (日) 09:43
行学で飾る創立の月

随筆「民衆凱歌の大行進」山本伸一

喜び勇んで 友のなかへ 民衆の中へ!
対話拡大に勇躍する青年を皆で賛嘆
大きく動こう 友情を広げよう!

紅葉の秋にも、凛然と咲く花がある。秋の花は試練の冬に挑みゆく友への励ましの花だ。

●困難に打ち勝つ

東京牧口記念会館の庭園に立つ、牧口先生を囲むように、植樹された花樹がある。寒風に咲く山茶花(さざんか)である。花言葉は「困難に打ち勝つ」。
創価の父が、「苦難に打ち勝て!」「必ず勝利の春は来る」と励ましを送っておられることを、我らは忘れまい。

●勇気を出して!

「持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし」

聞法下種こそ、第一義の実践である。勇気を出して挑戦していること自体が生命の勝利なのだ。

牧口先生
「水泳を覚えるには、水に飛び込む以外にない。畳の上では、いくら練習しても実際に覚えられるものではありません。勇気を出して自ら実験証明することです」

●大思想を生む力

「日蓮生れし時より・いまに一日片時も・こころやすき事はなし」

今、勇気の対話に挑戦している同志の中には、人知れず、体調や仕事、家庭などの苦悩を抱えている方もいるだろう。

オーストリアの詩人・ホフマンスタール
「苦しまないところからは、ほんのその場限りの、大して価値のないものしか生まれては参りません」

●「一念」で決まる

「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり」

わかりやすく言えば一瞬一瞬の信心の一念、生命の姿勢です。相手を思う真心と言ってもいい。誰に対しても大誠実を尽くして語り切っていく。この決意です。

「大変な地域で頑張る同志に勇気を送ろう」
「広布のためならどこへでも行こう!」

大きく動けば、自分の境涯も大きくなる。友情も大きく広がる。大変な中で精魂を注いで戦った分だけ、大きな福徳が我が身を包む。

「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか」

●新たな出発の時

ドイツの文豪ゲーテ
「きみのおよぼす働きを味わいたければ
喜び勇んで仲間の中へまじり行け」

臆して立ち止まっていても、何も生まれない。
友の中へ、人間の中へ、民衆の中へと、喜び勇んで飛び込むことだ。
どんどん人と会う。
どんどん友と語る。

「元品の法性は梵天・帝釈等と顕われ」

思いもよらぬ困難が立ちはだかったその時、わが一念が怯めば、生命は元品の無明に覆われ、魔に負けてしまう。
しかし、題目の師子吼を唱え、広布の誓願のまま、勇猛に挑んでいくならば、わが生命の元品の法性はいよいよ輝く。梵天・帝釈など、あらゆる諸天善神の加護を厳然と顕せる。魔を打ち破り、プラスに転じていける。

創価の「創」の字は、「はじめる」とも読む。ならば、創立に月とは、出発の月だ。新たな戦いを「創(はじ)める」のだ。敢然と「立つ」のだ。

天の秋(とき)
世界の友と
勝鬨(かちどき)を

【聖教2014.11.15】


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