心に残る一節
◎七百年祭
それに対し、宗門の中枢は、正宗を護るために苦心を払ったが、結局は、その余波のすべてを、創価学会が犠牲となって被ったのである。戦時中の学会弾圧の直接的原因は、笠原という「獅子身中の虫」にあった。笠原によって、牧口初代会長の牢死にまで発展したのである。
◎推移
道々、彼ら二人の語り合ったことは……生涯、戸田城聖に師事すること、創価学会から離れないこと、そして、社会のためにプラスになることをすること、人のために尽くすことを厭(いと)わない……などであった。
「神は所従なり法華経は主君なり」
◎余燼
「私が、今、願うことは、何がどうあろうと、何がどう起きようと、この信心だけは、絶対に疑ってはならぬということであります。私が、どんな立場に立とうと、また学会が、どんな危機に見舞われようと、日蓮大聖人の教えだけは絶対に間違いない。いささかも疑いを起こしてはなりません」
広布の道は、実に厳しい。魔は、思いもかけぬ、さまざまな姿をとって、今後も襲いかかって来るものと覚悟していただきたい。
魏志和人伝
「鬼道(きどう)に事(つか)え、能(よ)く衆を惑わす」
“神がかり”のシャーマニズム
国家神道を精神的支柱とした軍国主義者は、国民を戦争に追い立て、アジアの人びとを蹂躙し、遂には、国を破滅の悲劇へといたらしめたのである。
宗教や思想の誤りは、権力の魔性を増長させ、……宗門の体面にとらわれた裁定に終始するのみであった。
◎離陸
鳳(おおとり)は、大地を蹴って飛び立とうとする瞬間、最大の力を出す。
飛躍的な成長の過程は、幾つかの苦悩の壁を破る道程でもある。苦しみを乗り越えたあとには、見違えるような、広々とした戦野が開けてくるものなのだ。
まず計画があり、それを遂行するために使用する資金が募られた。金があって、それから計画を立てるのではない。彼は、いつも事をなすにあたって、大胆に金を使ったが、金に仕えることは一度もなかったのである。
御本尊に向かって唱えるのが『読』(どく)にあたり、御本尊に向かわないで唱えるのが『誦』(じゅ)にあたりますが、どちらの形式でも功徳は同じです。ただし、真剣にやることです。
「あなたの考えは、ごろつきの言い分と同じではないか。いったい、御本尊様に真剣に唱題し、広宣流布のために戦ったことがあるんですか。どれだけ折伏し、支部を盛り上げたか、よく反省しなさい。
何もしないで、ただ願うのは横着だ。仏には、治してやらねばならぬという義務はない」
折伏さえすれば、本当に功徳があるんです。
『若し懺悔せんと欲っせば、端坐して実相を思え 衆罪(しゅざい)は霜露(そうろ)の如く 慧日(えにち)は能く消除(しょうじょ)す』
悩みのある人は、一年間、真剣に信心し、折伏しなさい。
端坐して実相を思え折伏を
〜機内にて〜