わが誉れの「無冠の友」を讃う
おお 誇り高き 無冠の友よ
静寂の朝ーー
暁天(ぎょうてん)をあおぎ、
広布の便りを携えて走る
今日も 明日も
君らこそ如来の使いの姿であり
真実の 民衆の王者だ
名誉輝く人より 陰の支える人
僕は 君らのことを 決して忘れない
僕も かつて
おなじ途(みち)を走ったからだ
かの ワーテルローの激戦に
英国は 勝ち
仏軍は 遂に敗れた
だが 真の勝利者は 誰か!
ビクトル・ユゴーは叫んだ
それは 連合軍の大砲弾を前に
「なにくそ!」と 降服なく
ただ一人 勇敢に戦い 散った
無名の兵士! カンブローヌなりと
真の勝利の 凱歌をあげた人
それは 将軍でも 将校でもなかった
それは 無冠の人生の勇者!
強盛なる 一兵士であったのだ
歴史を動かし 創っていくのは
一人の 英雄ではない
生命をかけて戦う 陰の人なのだ
広布の前進も また その法理に従う
君らこそ 僕は頼りなのだ
われらの柱なのだ
広布のエンジンなのだ
僕は頼り君らを讃える
やがて 人々も必ず遇しよう
妙法広布の最大の功労者
建設者なりとーー
【聖教4/20桂冠詩人の世界】
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