一年を勝ち飾る「師走」
新しい運命を 新しい一歩から
今日も
私は生きる!
いや
今日も
私は生き抜く!
信念の正義の行動は
いかなる
怒濤の嵐があっても
断じて消えない。
魂の勝利として
永遠の歴史に残る。
急がず
そして弛(たゆ)まず
わが困難の険路をば
誠実な努力で
広い自分自身の世界の
勝利のために
ひたすら歩む。
この道は
一つ一つが
信じられる
誠の真実の道だ。
この道を
あらゆる苦難を乗り越え
悲しみを
そして
悲しき傷を乗り越え
わが友と
溢れんばかりの
勝利の胸を
湧き立たせながら
あの輝かしい
栄光の広場に向かいゆく
歓びよ!
彼方に都があるかと
思っていたが
今ここに見える全部が
絢爛たる宝石の輝く
究極の人生の
勝利の大城(だいじょう)であった。
おとぎの国以上の
現実にして真実の
私の都であった。
学歴でもない。
名声でもない。
地位でもない。
財宝でもない。
幸福は
生き抜く力をもった
人の中にある。
真っ赤な夕日が
荘厳なる一日を
勝ち誇って沈みゆく
厳粛な瞬間を示した
その明くる日は
晴天である。
人生もまた
同じである。
この一日を
新しい運命に変え
そして
新しい運命を創りながら
一歩また新しい一歩と
前進するのだ。
これが
我らの大道!
わが道を
共々に征(ゆ)け!
【12/1聖教・桂冠詩人の世界】