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尾張徳川家の至宝

2013年10月20日 (日) 23:55
尾張徳川家の至宝

佐賀選を 横目に妻と 秋の風

聞くたびに 唖然とさせる 娘なり

妻息子 親父内緒で 北海道

九州国立博物館にて開催中の「尾張徳川家の至宝」を鑑賞してきました。

□至宝:世界的に著名な日本の至宝

■国宝:源氏物語絵巻
◎柏木(かしわぎ)
若き日の藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)と犯した過ちとその因縁におののき、源氏は女三宮(おんなさんのみや)のもとに寄って和歌を詠む。

たが世にか種はまきしと人とはば
いかゝ岩根の松はこたへむ

◎横笛(よこぶえ)
柏木の未亡人・落葉宮(おちばのみや)を訪れた夕霧(ゆうぎり)の夢枕に柏木が現れ、笛は子孫に伝えてほしいと和歌を詠みかける。
物の怪退散のために散米(うちまき)が行われ、夕霧の妻・雲井雁(くもいのかり)は

「あなたが夜歩きするため物の怪が入ってきたのでしょう」

と暗に落葉宮への嫉妬心をいう。

◎東屋(あずまや)
秋の冷たい雨がそぼ降り、八重葎(やえむぐら)の庭も闇に包まれた頃、扇を手に中空をながめつつ簀子(すのこ)に座してじっと待つ薫は和歌を詠む。

さしとむや葎(むぐら)や繁き東屋の
あまり程ふる雨注ぎかな

薫に冷たい雨がいちだんと降り注ぐ。

■国宝:初音(はつね)の調度
1639年、徳川三代将軍家光(いえみつ)の娘・千代姫(ちよひめ)は、数え年三歳で、のちに尾張徳川家二代となる光友(みつとも)に婚姻した際に持参した、蒔絵の施された婚礼調度類。

年月を松にひかれてふる人に
今日(けふ)鶯(うぐいす)の初音きかせよ

仙人の折る袖匂ふ菊の露
打ち払ふにも千代はへぬべし

□一、尚武…いくさ道具

■刀の鐔(つば)
玉鉾(たまぼこ)の
道ある御代(みよ)に
降る雪は
昔のあとぞ
なほのけりける

□ニ、清雅:武家政権を維持する秩序

■茶の湯
夕されは
塩風こえて
みちのくの
野田の玉川
千鳥なくなり

■狂言面
狂言師の修行は
「猿にはじまって狐に終わる」

■香木(こうぼく)
◎蘭
ふじ袴
ならぶ匂ひも
なかりけり
花は千種の
色まされども

◎初音
聞くたびに
めづらしければ
郭公(ほととぎす)
いつも初音の
心地こそすれ

◎柴船
世の中の
うきゆ見につむ
柴船や
たかぬさきより
これがゆくらん

◎白菊
たぐひありと
誰かは言はん
未匂ふ
秋よりのちの
白菊の花

□三、教養:
中国の好尚(こうしょう)を至上の教養
武家社会における必須の徳目

「君子は学問に親しみ、書斎の生活を楽しむを以て好し」

祝 佐賀完勝!


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