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コロナ禍という地球規模での激変にも、学会員の、生き方の根っこ(自分も他者も一緒に元気になろうとする生き方)は、ぶれていない。
むしろ、これをきっかけに、オンラインの会合にも挑戦し、最近は感染対策を行った上で、訪問激励や会合を再開し……状況に応じた「攻め」の学会活動は、より勢いを増しているともいえるのだ。
それは、ある意味で当然なのかもしれない。宗門事件も、経済苦も、宿命の嵐も――コロナ禍のずっと前から、あらゆる種類の「激変」を越えてきた人が全国どこの地区にもいるのが、創価学会なのだから。
そうした“ベテラン”の一人である、折田コトエさん(79)=地区副婦人部長=は、数年前から、肝臓がんや左足の複雑骨折などで、何度か入院している。
だが、何分、生命力が強く、そのたびに“病院友達”を増やして退院する。
「最近まで、居酒屋を経営していたから、知り合いは多くてね。今も、誰にでも気軽に話し掛けるからね」
今年も、心臓の手術で1カ月ほど入院したが、元気に退院してからは、新しくできた友達にまた対話を重ねている。
池田先生は、つづっている。
「『地区広布』即『世界広布』――身近な人と人との絆、自分の住む近隣地域を大切にする行動を広げることが、必ず世界をも変える」
「地区」には、さまざまな人がいて、毎日のように、多様な“人間ドラマ”がある。
そんな変化、変化のど真ん中に身を置いて、何があっても人を励まし続ける生き方を選び取ってきた学会員が、このコロナ禍を、乗り越えられないわけがない。身近な世界を、変えていけないわけがないのだ。
噴煙を上げ続ける、桜島。
雨の日も、風の日も――その威容は変わらない。
私たちの励ましの生き方も、時代の行く先がどうあろうと、根っこが揺らぐことはない。