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2020.9.1-2(5)

2020年08月31日 (月) 23:27
2020.9.1-2

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緯度経度 世界は今
東地中海の資源争奪戦
トルコ・ギリシャ一触即発
2020/08/31 公明3面

■両軍艦艇が接触、独の仲介奏功せず

 東地中海の天然ガス資源に絡む対立で、トルコと長年の宿敵ギリシャの緊張が高まっている。万一、武力衝突に発展すれば、周辺諸国に計り知れない政治・経済的影響を及ぼすのは必至。欧州連合(EU)議長国のドイツなどが懸命に仲介努力を続けている。

 地中海東部のレバント海からキプロス、トルコ、ギリシャにかけての海底には、莫大な資源が埋蔵されているとみられる。米地質調査所は2010年、レバント海の天然ガス埋蔵量が3兆5000億立方メートルに上ると推定した。

 この資源を調べるためトルコが8月10日、新たに護衛艦5隻を伴う探査船を自国から2キロ沖の至近距離にあるギリシャ領カステロリゾ島や、ギリシャ南部のクレタ島付近へ派遣したことで、一気に一触即発の状況が生まれた。

 ギリシャも直ちに海軍艦艇を現場海域へ送り、12日には両軍のフリゲート艇同士が接触、トルコ艦の船体が損傷した。だがギリシャはガス田開発に権益を持つEUの盟友フランス、イタリア、キプロスの支援を得て軍事演習を続け、トルコへの圧力を強めた。

 トルコも演習を実施し、ガス探査も延長、一歩も引かない構えだ。対話を求めるドイツの仲介は奏功していない。

☆ギリシャ領カステロリゾ島
ロドス島とアンタルヤのほぼ中間に位置し、トルコ沿岸から僅か3kmの距離にある。
――ギリシャ領というよりトルコと目と鼻の先?日本で言えば“北方領土”のようだ。


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