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2020.8.28-4

2020年08月27日 (木) 13:31
2020.8.28-

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【大機小機】安倍首相、揺らぐ勝利の方程式
日本経済新聞 朝刊 マーケット総合2(21ページ)
2020/8/27 2:00

 安倍晋三首相の連続在任日数が、佐藤栄作元首相の記録を抜き、歴代最長となった。7年8カ月になる安倍政権の最大の功績は政治の安定だろう。

 安倍氏の経済政策を振り返ると、最大の特徴は明確な円安志向だ。民主党政権が1ドル=75円32銭の最高値を記録する円高に苦しんだ教訓がある。異次元の金融緩和による円安は、企業業績の回復と株高を演出し、戦後最長に迫る景気拡大の原動力になった。

 外交面では良好な日米関係が政権を支えた。普天間基地問題で米国の不信を買った民主党政権のように、日米関係がきしむと政権の体力を奪う。トランプ大統領の誕生で貿易面で緊張が走ったが、安倍氏がトランプ氏と親密な間柄を築きしのいできた。強固な日米関係は、米景気の拡大とともに米国による円安誘導批判を封じる効果もあった。

 行き過ぎた円高是正も日米同盟重視も間違ってはいない。忘れてならないのは、それだけで結果がついてくる単純な構図ではなくなっている点だ。円安で企業業績は改善しても、収益は投資や賃金に十分、向かわず、潜在成長率は上向かなかった。米中対立のはざまで必要なのは、米国だけでなく欧州連合(EU)やアジア各国との連携も同時に探る複線思考である。

 安倍氏の健康不安説が取り沙汰され「ポスト安倍」をめぐる議論がかまびすしい。安倍氏の続投であれ、首相交代であれ、発想の転換がなければ、これからの政治の安定はおぼつかない。

(ペン尻)


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