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2020.5.21-4

2020年05月21日 (木) 01:14
2020.5.21-

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【音楽隊訓】

『音楽隊に。』


 宗教哲学には、国境がない。すなわち、世界人類の願いは、等しく幸福と平和を求めているからであり、宗教哲学は、それに応え得る唯一の原理であるからである。

 音楽にもまた国境が存在しない。音楽は、だれびとも欲してやまぬ、文化の華であり、芸術であり、しかも世界共通の語(ことば)であるからである。

 古今を問わず、いずこの国も、いずこの民族も、民衆が幸福と平和をめざして、生き生きと立ち上がっていくときには、その根底に必ず、新しい偉大な思想哲学があった。そして、その偉大な思想哲学の実践は、とうとうと流れる大河のごとく民衆の息吹きとなり躍動となって、必ず偉大なる音楽とあらわれ、その民族の大いなる前進のエネルギーとなってきたのである。


 ひるがえって、わが創価学会の成長の姿は、何を意味するのであろうか。いうまでもなく、いまだかつてなき、日本民族の興隆であり、真実の平和国家、文化国家への建設である。したがって、この歴史的偉業の、源泉の力となりうるものこそ、崇高な信心よりほとばしり出る、音楽隊の響きであると、確信してやまない。

 いま、ちまたに氾濫する音楽には、目標もなく感激もない。いたずらに刺激と快楽を求める民衆への音楽であり、真に、耳を傾ける音楽の、いかに少なくなってしまったことか。

 民衆に力強い希望と、生命力を与える、人間味あふれた、香り高い芸術文化としての音楽は皆無に等しいありさまとなった。さらに、刹那的、退廃的な音楽をとおし、青少年を悪の道に入らしめるとするならば、その罪、まことに大であると言わねばならない。

 われらは、この弊害を打破し、仏法民主主義の土台に立って、第三文明建設の、黎明をつげる旗手であり、また、ラッパ手である。 かくて、新たな大衆文化の種を蒔き、明日への希望にもえる、大音楽運動を、ともに展開してまいろうではないか。そして、聴く人をして、無言のうちに感動せしめ、歓喜にみちた人間革命への、源泉力を、与えていただきたいと願うものである。

 わが音楽隊は、創価学会の前進とともに、その成長は、まことに長足の進歩をとげ、すでに、内外に確固たる地位を築くにいたった。

 しかるに、わが創価学会の行進は、一年が十年にも相当するほどの、急速なテンポなのである。ゆえに同じく、音楽隊の前進も、まさにこれからである。

 外にあっては、広布の実相を示して、正しき認識を与えるとともに、さらに進んでは、世界の文化向上のため、その先駆なって貢献していただきたいものである。

 また、内にあっては、幾千万の、地涌の菩薩の士気を鼓舞し、苦しい同志に悩める同志に、希望を与え、勇気を与える、音楽隊の使命を、全うしていただきたい。


 最後に、虚栄や、技術や、才能を超越して、清純にして、怒濤をも打ちくだく情熱と、信心のほとばしる音律こそ、大衆の心を打たずにおかないとの、強き強き確信をもって前進されたい。

 新しき時代、新しき民衆は、必ずや新しき音楽を、新しき人を待望していることは、必然である。その待望に応える人こそ、われら音楽隊員であり、栄光と自覚とをもちつつ、世界に乱舞してゆかれんことを。


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